世界で増える「難聴」日常生活に支障も...予防・進行を抑える食材とは?難聴の意外な原因や予防法
難聴を引き起こす意外な原因
<難聴を引き起こす意外な原因(1)疲れ・ストレス> 先生によると、疲れやストレスが溜まっていると、内耳のむくみから難聴になる事があるそうです。内耳とは音を脳に伝える蝸牛と、身体の平衡感覚や速度を司る器官がある場所。この中には、一定量のリンパ液が維持されていますが、身体が疲れていたりストレスが溜まっていたりすると、自律神経が乱れてリンパ液が過剰に溜まってしまうのだとか。すると、内耳全体がむくんで有毛細胞が脳に音を伝えにくくなってしまうそうです。朝と夜で聞こえ方が違う、疲れると聞こえにくい、などの症状がある場合は一度耳鼻咽喉科を受診するのがお勧めだそうです。 <難聴を引き起こす意外な原因(2)メタボ> 耳の中には、多くの血管が通っています。メタボが原因でそこに動脈硬化が起きると酸素や栄養が届かず、健康な人より有毛細胞の機能が早く落ちてしまう可能性があるのだとか。難聴を防ぐためにも、早い段階でメタボ対策を行う事が大切だそうです。
世界中の若者を襲う難聴の原因「イヤホン難聴」
<「イヤホン難聴」について> イヤホンやヘッドホンをつけ続けていると、やがて難聴が起こる事が報告されているそうです。これを「ヘッドホン難聴」や「イヤホン難聴」と呼びます。イヤホンやヘッドホンをつけたときは、音の振動を直接耳の中に入れているため、長い時間つけていると有毛細胞が徐々に傷つき、脱毛しやすくなるのだとか。しかも、少しずつ進行するため初期には自覚しにくく、気づいた時にはすでに難聴になっている可能性があるそうです。 <「イヤホン難聴」の対策法> 1時間以上聞き続ける場合は、10~15分の休憩をはさむと良いそうです。また、音量も難聴を進行させる原因の1つなのだとか。メーカーによって差はありますが、60%以下の音量に設定するよう心がけると良いそうです。
難聴を引き起こす病気「中耳炎」
中耳炎とは、耳の中にある中耳という部分が炎症を起こしている状態。耳が詰まった感覚に陥り、難聴のような症状が現れるのだとか。ほとんどの場合ウイルス感染が主な原因だそうですが、耳掃除のし過ぎで中耳炎になる事もあるそうです。先生によると、耳垢は自然に鼓膜の方から外側へ出るので耳掃除はしない方が良いとの事。やりすぎると血や水が出て中耳炎になるリスクが高まるのだとか。どうしても耳垢が気になる人は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。