マブスがウルブズとのウェスト決勝第4戦に惜敗…カイリーはプレーオフの不敗神話が崩壊
5月29日(現地時間28日、日付は以下同)にホームのアメリカン・エアラインズ・センターで迎えた「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦。3勝0敗で王手をかけていたダラス・マーベリックスは、ホームでスウィープ決着すべく臨んだものの、試合は後がないウルブズがアウェーで48分間のうち34分間をリードし、同点12度、リードチェンジ11度の激戦を105-100で勝ち切り、シリーズ初勝利(1勝3敗)を手にした。 「このリーグで(プレーオフのシリーズに)決着をつけるのは難しい。我々は自分たちのベストを発揮できなかったことは分かっている。ミネソタを称えるべき。彼らがそれをやったんだ」 ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が試合後にそう話したとおり、マブスは前半で42.1パーセント(8/19)を記録していた3ポイントシュート成功率が後半に入って28.6パーセント(6/21)へダウン。 この日のマブスはルカ・ドンチッチが28得点15リバウンド10アシストのトリプルダブル、カイリー・アービングが16得点4アシストを残したほか、ジェイデン・ハーディが13得点、ダニエル・ギャフォードが12得点8リバウンド3ブロック、PJ・ワシントンが10得点5リバウンドで続いた。 だがドンチッチ(7/21)、カイリー(6/18)はいずれもフィールドゴール成功率33.3パーセントとショットが不発。カイリーはこれまでのプレーオフキャリアでシリーズ突破に王手をかけた試合で歴代最高戦績の14戦無敗だったものの、ウルブズに敗れたことで14勝1敗となった。 カイリーを苦しめたのは、ウルブズが誇るペリメーターディフェンダーのジェイデン・マクダニエルズ。今シーズンにオールディフェンシブセカンドチームに選ばれた206センチ83キロのウイングディフェンダーが襲い掛かった。 「彼には強烈なインパクトがある。試合最初からは初めてだった。だから調整していくことになるけど、僕はそれが大好きでね。これまでそういったタイプの機会を何度も味わっているから」とカイリー。 マブスの3勝1敗で迎えるウェスト決勝の第5戦は、31日にウルブズのホーム、ターゲット・センターで行われる。カイリー、ドンチッチらがやり返してシリーズに決着をつけることができるか注目したい。
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