意外と知らない、X/Twitterの「コミュニティノート」は誰が書いているのか?
X(旧Twitter)の「コミュニティノート」は、誤解を招く可能性のあるツイートに対して、ユーザーが背景情報を追記するための機能です。フェイクニュースや誤情報の拡散を防ぐために設けられ、時事ネタや政治関連のポスト、金融関連のポストなどで実際に追記されている様子を目にした経験がある方も多いのではないでしょうか? 【画像でわかる】X/Twitterでムダな投稿を繰り返す迷惑な「インプレゾンビ」って何? しかし、「コミュニティノートはどんな機能か」は何となく知っていても、「誰がこのコミュニティノートを書いているのか」については、意外と知られていないのではないでしょうか。実際にコミュニティノートの表示画面では、指摘した人、つまりコミュニティノートの作成者は分からないようになっています。
コミュニティノートの仕組み:実は「書いただけ」では投稿されない
コミュニティノートを「誰が書いているのか」をお伝えするには、まずはコミュニティノートの仕組みを解説する必要があるでしょう。 コミュニティノートは、単に「コミュニティノートを書く権利がある人が書いただけ」ではポストに表示されません。一つのコミュニティノートが、他の複数のコミュニティノートユーザーによって評価されてはじめて反映される仕組みになっています。さらに公開後も継続的に評価が行われ、必要に応じて修正や削除が行われています。 つまり、コミュニティノートは、コミュニティノートを書く権限があるユーザー同士の相互評価を通じてはじめてXに公開されています。 ■コミュニティノートを書く権限を得ているユーザーはどんな人? コミュニティノートを書く権限を得ているのは、Xのコミュニティノートへの参加登録をしたユーザーです。ただし、Xの利用期間が一定以上あり、規約違反をしておらず、なおかつ参加登録後しばらく「他のユーザーのコミュニティノートを評価し続けた人」だけです。 信頼性の低いユーザーはふるい落とされやすい仕組みのため、コミュニティノートをつけているユーザーには一定の信頼性があると言えるでしょう。 ■コミュニティノートを「誰が書いたのか」「どんな評価をしたか」は公開されている 実はコミュニティノートの執筆者は一見分かりにくいものの、「誰が書いたのか」「どんな評価をしたのか」というデータは毎日公開されています。