[MOM4981]高知MF市原大羅(3年)_指揮官も「たくましい存在」と太鼓判押す主将が躍動!! 絶妙なポジショニング&瞬時の判断で1G1A
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ Sponsored by アディダス ジャパン] 【写真】「イケメン揃い」「遺伝子を感じる」長友佑都の妻・平愛梨さんが家族写真を公開 [12.29 選手権1回戦 専大北上高 0-2 高知高 駒場] 指揮官は呟いた。「まさか市原か…と(笑)」。高知高(高知)の今大会初ゴールを記録したのは、中盤の底に陣取るキャプテンのMF市原大羅(3年)だった。 試合が動いたのは前半12分だった。FW門田翔平(3年)が投げ込んだロングスローは一度ははね返されるが、セカンドボールを拾って再び攻撃につなげる。門田の浮き球のパスからPA内左に走り込んだDF中城夢良(3年)がグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだのが市原だ。 「夢良からボールが来ると信じていた。あとは当てるだけだった」と右足で合わせたシュートがネットを揺らし、貴重な先制点が生まれる。「ナイスボールでした」と中城への感謝を示すとともに、「いろいろな方々が応援して下さっていて、その声援に応えられたのは嬉しい」と選手権初ゴールに喜びを表した。 市原が今大会チーム初ゴールを記録したことを問われた大坪裕典監督は、「まさか、市原か…と」と笑みを浮かべて答えると、「でも、あそこに入っていくのが彼なのかなと思う」と、そのポジショニングを絶賛。そして、「私も助けられている、たくましい存在です。苦しい展開の中で、最後まで声を切らさずに盛り上げてくれる。まさに、チームの精神的支柱」と絶大なる信頼をキャプテンに寄せていることを明かした。 さらに、後半25分には貴重な2点目を演出する。相手のパスミスに反応すると、「周りがフリーだと分かった」とダイレクトでのパスを選択。それも「門田と松田(翔空)が前にいるのが分かり、最初は松田に出そうと思ったけど、オフサイドポジションにいたので、足首の角度を変えてワンタッチで門田に出した」と瞬時の判断でパスコースを変更し、門田のゴールを呼び込んだ。 1得点1アシストを記録するだけでなく、指揮官も語ったとおり、声でもチームをけん引し、2-0の勝利、そして初戦突破に大きく貢献。「この夏は県で負けてインターハイに出られなかった。そこからチームとして変わろうと話し、選手権でまず一勝できたのは自信になる」と胸を張り、「チームとして日本一を目指しているので、そこを目指してやっていきたい」とさらなる高みを見据えた。