小麦を使った料理が好きなのですが「グルテン」が体に悪影響だと聞きました。節約のためでも、毎日小麦料理を食べるのは避けたほうがよいでしょうか?
パンやパスタ、お菓子類など、現代には小麦を使った料理は数多くあります。小麦料理を好む方も少なくないでしょう。 また、一部の小麦料理はコスパがよく、食費の節約に繋がることでも知られています。節約のためにも、毎日小麦料理を食べたいと考える方はいるかもしれません。しかし、気になるのは小麦料理を毎日食べることによる、身体への影響ではないでしょうか。 そこで、本記事では小麦が身体に与える影響について解説します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
グルテンが身体に与える影響
小麦に含まれるグルテンはたんぱく質の1つであり、消化や分解がされにくいことで知られています。そのため、便として身体の外に出づらく、異物として腸内に残留してしまうケースも少なくありません。 以下に、グルテンがもたらす身体への影響をまとめました。 ●食欲の増進による肥満 ●お腹の張りや腹痛などの消化器症状 ●消化吸収の低下による栄養不足 ●疲労感 ●肩こりや神経痛 ●胃の不快感 ●倦怠感 ●不眠 ●集中力が切れる 小麦を摂取したからといって、上記の症状が必ず起こるとは限りません。体質は人それぞれであり、腸内環境や身体の状況はその時によって異なるからです。しかし、上記の症状が起こる可能性があることは事実といえます。 小麦料理を食べたあとに身体に何らかの不調を感じた場合は、ある程度控えた方が賢明です。
小麦の摂取過多は危険?
アレルギーでないからといって、過剰に摂取することは体によいとはいえないでしょう。 小麦を過剰に摂取すると、小麦に含まれるグルテンに敏感になることで、グルテン不耐症になる可能性があります。グルテン不耐症とは、小麦の消化や吸収が上手く行われず、身体の中で炎症を引き起こしやすくなる症状のことです。 グルテン不耐症に影響しているのは、遺伝や小麦への許容量とされていますが、結局は人それぞれであるといえます。仮に過剰に摂取しても、影響を受けない方もいるでしょう。小麦料理を毎日食べることが摂取過多になり、危険に繋がるかどうかは各々の体質次第です。