【広島】中村奨成「変わりたい一心で参加」2年連続2度目の護摩行で炎と格闘 今季は背水の8年目
広島の中村奨成外野手が9日、鹿児島市内の最福寺で護摩行に臨んだ。昨年に初参加し、2年連続。約3メートル近くまで高く燃え上がった炎の前で、顔を真っ赤にしながら真言を唱え続けた。「今年も変わりたい一心で参加させていただきました」と、決意を新たにした。 昨季は自己最多70打席で打率1割4分5厘、本塁打も3年連続のゼロに終わった。「あれだけ起用していただいて、思うような結果を残せなかった。今年こそは。昨年は1、2軍を行ったり来たりすることが多かった。1軍でやるぞ! という気持ちがより一層強くなった」。今季は背水の8年目だ。 昨季ウエスタン・リーグでは74試合で打率2割7分8厘、8本塁打、32打点と一定の成績を残した。1軍で活躍するために必要なものは何か。「僕の中で1軍と2軍の差は(心の)余裕だと思っている。1軍になると『打たなきゃ』『打たないと2軍に落とされる』とか、そういう感情がどこかにあったと思う。そういうものを克服して、精神的にもっと強い気持ちでやっていけるように」。この日から3日間、精神鍛錬に励み、崖っぷちからはい上がるプレーへとつなげる。
報知新聞社