心臓を抜かれるレベル。ディエゴ・オリヴェイラが現役引退し、“核”の荒木遼太郎まで退団したらセンターラインは...【FC東京/コラム】
期待外れに終わった選手が…
2024年シーズンのFC東京で期待外れに終わった選手のひとりが、FWの小柏剛だ。持ち前のスピード優れたフィニッシュワークでゴールを量産してくれるかと思いきや、度重なる負傷離脱でリーグ戦出場は11試合(時間は310分)で2ゴールと寂しい成績だった。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! 代わりに台頭したのが、鹿島アントラーズからレンタルで加入した荒木遼太郎だった。トップ下やゼロトップを任されると、創造性豊かなプレーで攻撃を活性化。夏場にパフォーマンスが落ちた時期もあったが、彼の活躍はFC東京にとって今季の数少ない明るいニュースだった。 その荒木も現時点で去就は未確定だ。海外移籍も噂されており、引き続きFC東京でプレーするかは正直、分からない。今季、FC東京の“核”と言っても過言ではなかった彼が抜けるとなると、かなり厳しいのではないか。 しかも、不動のエースストライカーだったディエゴ・オリヴェイラが今季限りで引退なのである。荒木を含むセンターラインの2人が一気にいなくなった場合、センターラインは弱体化しそうだ。2024年シーズンのFC東京での荒木の貢献度は相当なレベルであり、心臓を抜かれるようなものと考えれば、ネガティブに映る。 サイドには仲川輝人、遠藤渓太、俵積田晃太ら優秀なタレントが揃うが、肝心の真ん中、CFやトップ下に「来年も頼むぞ」と確信を持って言える選手が見当たらない。小柏が来季フル稼働できるかは未知数で、24年の稼働時間から判断すると大きな期待を寄せるのは難しいだろう。 さて、このオフシーズン、FC東京はどんな補強を展開するのか。興味深く見守りたい。 構成●サッカーダイジェストTV編集部
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