【東京盃】チカッパが鮮やかに差し切り交流重賞2連勝! 28年ぶりVの横山典弘騎手「これからが楽しみ」
10月3日(木)の大井11Rで行われた第58回東京盃(3歳以上オープン、別定、JpnⅡ、ダート・右1200メートル、14頭立て、1着賞金=4000万円)は、横山典弘騎手の4番人気チカッパ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)が中団のイン追走から直線で外に持ち出すと、鮮やかに差し切って交流重賞2連勝を飾った。ダート短距離界に現れた新星が、初対戦の古馬を撃破しJBCスプリント(11月4日、佐賀、JpnI、ダート1400メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分11秒3(良)。 半馬身差の2着には地元大井のマックス(8番人気)、さらに半馬身遅れた3着にシャマル(3番人気)が入り、1番人気のイグナイターは6着に敗れた。 東京盃を勝ったチカッパは、父リアルスティール、母ユニキャラ、母の父Into Mischiefという血統。北海道新ひだか町・(株)サンデーヒルズの生産馬で、馬主は岡浩二氏。通算成績は12戦5勝(うち地方3戦2勝)。重賞は今年の北海道スプリントC(JpnⅢ)に次いで2勝目。中竹和也調教師は東京盃初勝利、横山典弘騎手は1996年トキオクラフティーに次いで2勝目。 ◆横山典弘騎手(1着 チカッパ)「たくましくなったし、古馬のスピードにも対応できていた。子供っぽさを残しながら、このパフォーマンス。これからが楽しみ」 ◆御神本訓史騎手(2着 マックス)「調教で攻めたにもかかわらず、プラス2キロの馬体重で出られた。どこかでタイトルを取らせたい」 ◆川須栄彦騎手(3着 シャマル)「久々の1200メートルと58キロにも対応できた。次は良くなると思う」 ◆笹川翼騎手(6着 イグナイター)「ゲートは出たし、流れもスムーズだったけど、いつものガツッというのがなかった。メンタル面かな」