「申し訳ないが、誰も取材に出てこないと思う」ミス、ミス、ミス…4失点完敗の低調ブライトン。その45分後、それでも三笘薫が番記者に語った言葉
9月28日に行われたチェルシー対ブライトンの試合後、取材エリアで三笘薫を待っていると、クラブ広報のチャーリー・ハンソン氏が足取り重く歩いてきた。苦渋の表情を浮かべながら、同氏は言う。 【貴重写真】「あれ?ちょっと髪形が変わった?」三笘薫とクリア夫人のツーショット(2枚)などこの記事の写真をすべて見る 「申し訳ないが、選手たちは取材に出てこないと思う」 それもそのはず、ブライトンは2-4で敗戦した。4失点のスコアもさることながら、厳しかったのはその試合内容だ。ミスにミスを重ねて失点の山を築き、チームは機能不全に陥った。筆者は三笘がブライトンに復帰した2022-23シーズンから密着取材を続けているが、これまで見てきた中でこの試合は最低ともいえる内容だった。 実際に取材ノートを読み直すと、ブライトンの低パフォーマンスが浮き彫りになる。試合途中に記していたのは、「とにかく不安定」「DFラインを高い位置に設定しすぎ」「DFラインの背後を突かれまくる」「ビルドアップ途中でボールロスト」「落ち着かない」といった厳しい言葉。4失点で済んだのは御の字で、スコア以上の完敗だった。 そのため、広報から「今日は誰も取材エリアには出てこない」と説明を受けた時も、納得はしていた。敗戦後の選手が取材に応じたくないのは自然なこと。彼らが目指しているのは勝利やゴールの結果であり、敗戦後の落ち込んでいる精神状態で、敗因やミスについて説明するのは誰だって気が進まない。しかも、プレミアリーグでは選手の取材対応は義務ではなく、その判断は、あくまでも選手個人やクラブに委ねられている。 また、チェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジにおける建物の構造も、取材が難しいと考えられる理由のひとつだった。 試合後、このスタジアムではピッチサイドに取材エリアが設けられる。選手の帰り道に取材エリアが用意されているわけではなく、選手は控え室から帰り道と反対方向に向かい、わざわざピッチサイドまで足を運ばなければいけない。それゆえ、三笘から話を聞くのは難しいだろうと感じていた。
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