笠松 将が着る、“プレイボーイ”なオトコのスタイル PART 3
時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第10回目のゲストは、チャレンジングな作品を求め、国内だけでなく海外にも進出する俳優・笠松 将さんです。 大人なモードの遊び方
“プレイボーイ”なオトコのスタイル PART 3 【インタビュー編】
“プレイボーイな作家”を笠松 将さんに演じてもらいお届けしてきた当連載もこれで最終回。薄明かりのしっとりとしたバーで、人影の少ない飲み屋街の路地裏で、そして華やかなパーティー帰りの裏寂しい道で……と、さまざまなシーンで笠松さんが考えるプレイボーイ像を披露していただきました。 では、役としてではなく、等身大の笠松さんが考えるプレイボーイとは? その答えから、笠松さんの人生観が見えてきました。
場をわきまえる。ただし、迎合しない。
── 撮影、お疲れ様でした。いかがでしたか? 笠松 めちゃくちゃ楽しかったです(笑)。カメラマンさんを筆頭に、皆さんそれぞれがプロフェッショナルで、すごく刺激を受けました。
── 今回のテーマが「プレイボーイな作家」ですが、笠松さんが思い浮かべるプレイボーイとは? 笠松 今の時代、プレイボーイにいいイメージを抱く人は少ないでしょうね。ただ、ひと口にプレイボーイと言っても、色んなタイプがあると思うんです。物静かで、特に口説く訳じゃないけど女性がほっとかないプレイボーイもいるでしょうし、それとは真逆にいつもギラついて積極的に口説くプレイボーイもいるでしょう。だから、ポピュラーな表現のようで意外に奥が深いと思います。 まぁ、多くの人を魅了するという点では、俳優と近しいところはあるのかもしれませんね。 ── プレイボーイと聞いて、どんな装いを想像しますか?
笠松 最近、レザーのライダーズが欲しいんです。実は一着も持ってなくて。レザーって、やっぱりセクシーじゃないですか。今まではダウンとかラフなアウターばかり着ていましたが、30代になってから装いの意識が変わってきました。大人の色気を意識するようになったんですよね。 それから、スーツにも興味が出てきました。以前、フォーマルな場所に招かれた時、ピンク色のネルシャツで行ったことがあるんです。周りはスーツでビシッとキメた人ばかりで、さすがに恥ずかしかったです(笑)。プレイボーイって、そういうTPOをさりげなくわきまえている人のことを言うんでしょうね。 ただし、単にいいブランドを着ているとか、高級な素材を着ているということではないんです。結局は中身。服に着られるのじゃなく、服を着こなす度量が重要だと思います。