笠松 将が着る、“プレイボーイ”なオトコのスタイル PART 3
── 今回着ていただいた衣装は、いかがでしたか? 笠松 ジョルジオ アルマーニのセットアップは、すごく着心地が良かったです。セットアップだけど、ワイドシルエットなので堅苦しさがなく、光沢感がセクシー。こんな装いで夜遊びに出かけたくなりました。フェンディのムートンも、まさにプレイボーイなイメージ。こっちはワイルドって感じかな。ゆったりしたシルエットに、ちょっとだけヒップホップなワルさを感じました。
ベルルッティは、馴染みのあるアメカジを大人にアップデイトした印象かな。色使いも色気があって、オトコらしさのなかに艶っぽさを感じましたね。ドルチェ&ガッバーナの真っ白タキシードは、僕のなかでは正直フォーマルと言うよりワルな印象をもちました。全身白って、肩で風切って歩くぐらいの度胸がないと、なかなか着こなせませんから。
「海外に行けるなら、そりゃあ行くでしょ!って感じです」
── 独立されて、海外進出にも積極的にチャレンジされていますね。 笠松 僕のなかではチャレンジという感覚ではないんです。今の時代、海外に出るハードルはすごく低くなっています。行けるのなら、そりゃあ行くでしょ! って感じです。 むしろ、そういったスピード感が必要な時代なんじゃないかと思っています。もちろん、不安がないわけではないですけどね。でもそこは、持ち前のお調子者のキャラで乗り切ろうと思っています(笑)。
── 自分のなかで何か変わったことはありますか? 笠松 ひとつひとつの仕事に対して、ありがたいなと思うようになりました。若い頃は、それがよくわかっていなかったと思います。今は背水の陣で挑んでいるので、その分だけ周りをよく見るようになれたということなんでしょう。 ただ、ちゃんと自己主張はしなきゃいけないと思っています。自分の役のセリフを見て、もっとこうしたほうがいいんじゃないかと思ったら、臆せず監督に話すようにしています。それぞれの立場で、それぞれがプロフェッショナルとしてのこだわりを出し切るほうが、いい作品になると思っているので。