三菱自、「アジアクロスカントリーラリー2024」 トライトン4台体制で2年ぶり総合優勝へ
三菱自動車は、8月11日からタイで開かれる「アジアクロスカントリーラリー2024」の参戦体制を発表した。同社が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」がピックアップトラック「トライトン」4台で出場し、2年ぶりの総合優勝を目指す。かつてダカールラリーを制した増岡浩総監督の下、同社のテストドライバーも参戦し、ノウハウを新車開発に生かす。 アジアクロスカントリーラリーは、同社の主力市場である東南アジアで最大規模の国際自動車連盟(FIA)公認競技だ。今年はタイ国内の2400㌔㍍超を7日間かけて走る。ぬかるみや凹凸がある未舗装路を高速で駆け抜けるため、高い走破性と信頼性が問われる。同社は参戦を通じ、ブランド力の向上や新車開発へのフィードバックを狙う。 参戦車両はエンジンや過給器、変速機、足回りなどをすべて強化し、旋回性能と悪路走破性を高めた。総合優勝へ、これまでから1台増の4台体制とし、同社社員のテストドライバー、小出一登さんも主にサポート役としてステアリングを握る。 増岡総監督は「モータースポーツで得た経験を三菱自動車らしいクルマづくりに生かしていく。(マシンは)満足いく仕上がりになっており、期待してほしい」と語った。