クリーニング店で働いていますが「座って仕事」ってダメですか? 必要なときは立っていますが、社員さんに「失礼だから立って働いて」と言われました…
クリーニング店で働いている人といえば、整然と立ってお客さんの対応をスマートにこなしている姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。見る分にはスマートな立ち仕事ですが、働く側からすると特に慣れないうちは大変で、できることなら座って仕事をしたいと考える人もいるでしょう。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの? 本記事では、社員から立って働くように言われている中、座って仕事をすることがダメなのかや、減給の対象になるのかどうかなどについて解説します。
クリーニング店の仕事内容
アルバイトとしてクリーニング店の受付で働く場合、基本的な仕事はお客さんが持ってきた洋服の受付や仕分け、代金の精算といった業務が挙げられます。業務をもう少し細かく見ると、洋服を受け取る際には洗い方や汚れの状態、ボタンのほつれなどを確認することもあるでしょう。
クリーニング店では極力立って仕事をした方が無難
クリーニング店でアルバイトとして働く場合、接客はもとより、洗濯やアイロンがけ、衣類の運搬などは立っておこなうことが多いです。中でも業務の割合が多い接客は立ち作業が基本であり、仮に他の作業を座ってしていても、お客さんが来るたびに立って対応する必要があります。 また、お客さんの中には座っている店員を見ると「なんで座っているの?」と思う人もいるかもしれません。このような状況や、社員の指示がある状況を踏まえ、クリーニング店では極力立って働いていた方が無難といえるでしょう。 とはいえ、体力が無く立ち仕事に限界があるような場合などは、素直に社員に相談しましょう。店内で作業をするクリーニング店では、機械やアイロンの熱で作業場が高温となることもあります。無理して立って業務をし続けて倒れる危険性があるような場合、早めに伝えておくことが大切です。
座って仕事をしていたら減給になることはある?
もしも社員の言いつけを無視して座って仕事をしていたら、減給になることはあるのでしょうか? 就業規則などに減給に関する記述があり、それに該当する場合には減給される可能性はゼロではありません。 とはいえ、真面目に働き、社員に対しても座って仕事をする旨を相談しているような場合、いきなり減給される可能性はかなり低いといえます。 なお、万一減給される場合でも、労働基準法第91条では「一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない」とあります。そのため、もしも1ヶ月のバイト代が10万円の場合、減給の限度は月に1万円までです。
まとめ
クリーニング店の仕事は接客や洗濯など、座り仕事よりも立ち仕事のほうが多いです。また、社員から立って作業するように指示があるのであれば、その指示を完全に無視して座って作業し続けることはおすすめできません。 体力的な理由などで立ち続けて仕事をすることが厳しい場合は、まずは社員に相談してみましょう。 出典 e-Gov 法令検索 労働基準法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部