気になるシミは、信頼できるクリニックでまず治療。
〈シミの種類と治療法〉 老人性色素斑(いわゆるシミ)
色:薄い茶褐色~濃い茶褐色 形と場所:1mmの小さいものから10cm以上の大きなものも。境界線がはっきりしている。頰の高い位置~こめかみにできやすい。 原因:紫外線、加齢 美容医療:Qスイッチやピコなどのレーザー。IPL(光治療)と組み合わせることも。 施術例:シミ取りレーザー 1mm~5mm 1個¥11,000~
雀卵斑(ソバカス)
色:褐色 形と場所:小さな点で、鼻の上を通り頰の高いところを中心にちらばる。 原因:遺伝的要素が強く、幼少時からある。後天的に紫外線で濃くなったりする。 美容医療:IPLで回数を重ねる、もしくはレーザーなど。 施術例:フォトRFオーロラ 1回¥33,000
肝斑
色:薄い褐色 形と場所:目の周りを避けた頰をコの字に囲む形や耳の前、額、口の上などに左右対称に現れ、境界線がはっきりしない。 原因:紫外線、女性ホルモン、肌の摩擦 美容医療:弱い出力で当てるレーザートーニング、ニードルRFなど。飲み薬(トラネキサム酸など)、塗り薬(ハイドロキノン、システアミン、レチノールなど)を併用。 施術例:肝斑レーザートーニング 全顔1回¥22,000~、ウーバーピール 両頰¥33,000~
脂漏性角化症(イボ)
色:肌と同じ色~褐色 形と場所:角質が厚く盛り上がった状態。老人性色素斑がこれに変わることもある。 原因:紫外線、加齢 美容医療:CO2レーザー、もしくは液体窒素 施術例:CO2レーザー 1~5mm未満 1個¥11,000~
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス/あざ)
色:青黒い 形と場所:老人性色素斑や肝斑と同じ場所に3~5mmの丸い点でできるため間違えやすい。 原因:遺伝子レベルの記憶 美容医療:老人性色素斑と同様
◯そのほか 花弁状色素斑 急激に日焼けして赤みが落ち着いた後、上記が複合的に出現する。組み合わせて治療。 黒子(ホクロ) シミはメラニンが原因だが、ホクロは黒子細胞によるもの。IPLで薄くできる。 *「フィガロジャポン」2024年4月号より抜粋
illustration: Chiharu Nakamura text: Eri Kataoka