データアナリストが現場で使えるスキルを学ぶ8冊! ~GA4の知識・問題解決力・伝えて動かす力
最近は、Power Pointでレポート化せずに、Looker Studioなどのダッシュボードを使うケースが多い。ただし、ダッシュボードでも、どのグラフを選ぶかで伝わりやすさが変わるので読んでほしいという。
■ [7冊目] 『ノンデザイナーズ・デザインブック』(ロビン・ウィリアムズ:著 吉川 典秀:訳 マイナビ出版:刊) ・ ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] 専門のデザイナーではないデータアナリストが知っておきたいデザインの知識は、この書籍で学べる。 ┌────────── 前職の上司から読んでおくように言われた1冊です。見やすい配置などデザインの原則が学べますし、デザイナーが意識していることが理解できるようになります。類書はたくさんありますが、その元祖であり、元になっていると思います。デザイナーには敵わなくても、見栄えのするレポートやダッシュボードがつくれるようになります(西さん) └────────── ■ [8冊目] 『ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則』(ジョン・ケープルズ:著 神田昌典:監訳 ダイヤモンド社:刊) ・ ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則 デザインだけでなく、一言で方向性を伝える力もデータアナリストには求められる。そのために読んでおきたいのが本書だ。 ┌────────── データ分析の結果を伝えて、施策の方向を示すときに、自分でコピーを提案できるようになる本です。電通グループ在籍時に、コピーライターの仕事ぶりを見たことがあるのですが、コピーライターが考えたコピーをベースに世界観・メッセージの方向性が定まり、デザインが決まるということを知りました。 アナリストはコピーライターではないので、考えた案が最終的なコピーにはならないとしても、コピー案を通して、考えや方向性を伝えて、デザイナーなど他のメンバーに動いてもらうきっかけはつくれます。コピーライティングを少しでも知っておくと、分析から施策につなげやすくなります(西さん) └────────── なお、著者はアメリカで活躍したコピーライターで、原典は100年以上前に書かれたもの。それでも内容は古くならずに、今でも通用するさまざまなコピーのパターンが並んでいる。分析結果から得られたターゲットを振り向かせるには、どんな言葉がいいのか、パターンをインプットしておけば、A/Bテスト、LP、リスティング広告などの案として、方向性の打ち出しができるようになるだろう。 ┌────────── 本書には具体例がたくさん紹介されています。いろいろなパターンを知っておくと、世の中に溢れているコピーもより深く見ていけるようになります。ボリュームがあるので一気に読むのは難しいかもしれません。寝る前に少しずつ読んでインプットするのがオススメです(西さん) └──────────