【婦人科医の更年期ストーリー ・小川真里子さん(54)】始まりは頭痛&めまい。HRT(ホルモン補充療法)を各種試しました
不調は、「無理をしないで」というシグナルだと思って
「これから更年期を迎える方、真っただ中の方は不安も大きいと思いますが、悪いことばかりではありません。私も女性ホルモンの揺らぎが安定し、感情面についても以前より穏やかに過ごせるように。あまり無理をしないようにもなりました。更年期症状は、頑張り屋世代に向けた『いったん立ち止まって』というサインかもしれませんね。 更年期の不調は治療ができるので、ぜひ婦人科の門をたたいて、相談をしてほしいと思います」 【話してくれたのは】 小川真里子さん 産婦人科医、医学博士。東京歯科大学市川総合病院産婦人科 准教授。日本産科婦人科学会・日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医・指導医。専門は更年期医療学、女性心理医学、女性ヘルスケア。相談やカウンセリングを中心としたケアサポートとともに、最新のテクロノジーや視点を取り入れて、更年期を取り巻く環境や文化を積極的にアップデート 構成・原文/井尾淳子