九州北部が梅雨明け 平年より3日遅く 昨年より3日早い
きょう22日(月)午前、福岡管区気象台は、九州北部(山口県を含む)が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて3日遅く、昨年と比べて3日早い梅雨明けとなった。
今年の九州北部は6月17日に、平年より13日遅く梅雨入りが発表された(速報値)。梅雨前線の活動が活発化した7月14日には、長崎県で線状降水帯が発生し、6時間で200ミリを超える大雨となった所があった。梅雨期間の降水量は、福岡や大分で平年を下回ったが、その他の気象官署などは平年を上回った所が多く、山口や下関は平年のおよそ1.8倍に達した。
九州北部(山口県を含む)は向こう1週間、湿った空気の影響で曇りの日もあるが、高気圧に覆われて晴れる日が多い見込み。なお、最高気温35℃以上の猛暑日が続く地域が多いため、引き続き熱中症に警戒が必要となる。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。