熱中症警戒アラート39都府県に発表 40℃近い危険な暑さも 台風3号沖縄に接近のおそれ
きょう22日(月)は、二十四節気の「大暑」で一年で最も暑さが厳しくなるころだが、危険な暑さが続きそうだ。特に東海から関東の内陸で、40℃に迫る暑さの所がある見込み。大気の状態も非常に不安定で、雷雨にも気温が上がる午後を中心に気をつけたい。台風3号は、24日(水)から25日(木)にかけて沖縄の先島諸島に接近し、大荒れの天気をもたらすおそれがある。情報に注意が必要だ。
厳暑 熊谷で39℃予想
きょう(月)は、35℃以上の猛暑日エリアがさらに拡大し、今年初めて250か所以上で猛暑日になる可能性がある。東京都心は今年最高タイの36℃まで上がり、仙台も35℃と今年初めて猛暑日になる予想。北海道でも北見で35℃と、猛暑日の所がありそうだ。さらに熊谷(埼玉)、岐阜、甲府、さいたまなど体温超えの暑さになり、東海から関東の内陸では40℃近い暑さの所もある見込み。那覇は35℃と、年間の猛暑日日数が9日と最多記録を更新しそうだ。
熱中症警戒アラートが西・東日本を中心に39都府県に発表されている。さらにけさにかけても熱帯夜の所が多く、伊原間(沖縄)では最低気温が30℃を下回っていない。昼夜問わず、室内でも熱中症対策は万全にしてほしい。暑さが長引くため、疲れをため込まないようにしたい。 【22日(月)の予想最高気温】 39℃ 熊谷(埼玉) 38℃ 岐阜、甲府、さいたま 37℃ 日田(大分)、高松、岡山、上野(三重)、名古屋、浜松(静岡)、三島(静岡)、前橋、大田原(栃木)、土浦(茨城)
非常に不安定 晴れていても要注意
大気の非常に不安定な状態も続きそうだ。西・東日本は広い範囲で晴れるが、午後を中心に天気が急変し、局地的に激しい雷雨になる見込み。内陸が中心だが、東京都心など市街地でも気をつけたい。道路の冠水や川の増水、竜巻などの激しい突風、ひょうなどに注意が必要だ。北日本は日本海側を中心に午前中、雨が降る見通し。
沖縄 台風3号接近のおそれ
沖縄も変わりやすい天気で、にわか雨がある見込み。あす(火)以降は、次第に台風の影響を受けそうだ。フィリピンの東にある台風3号は、24日(水)から25日(木)にかけて、暴風域を伴ったまま、非常に強い勢力で沖縄の先島諸島に近づくおそれがある。先島諸島を中心に警報級の大雨や暴風、高波、高潮になる可能性があり、台風への備えは遅くてもあすまでに済ませた方が良さそうだ。 (気象予報士・丸田絵里子)