子どもの反抗的な態度にどう接する? 最も効果的な「イライラの受け流し方」
・0~2歳を持つ親御さん自身への声かけ 「子どもがごはんを食べないんです」というお悩みをよく聞きます。今の日本で、飢餓になる子どもというのはあまりいません。バランスよく多くの食材を食べさせたいと思うかもしれませんが、味噌汁とおにぎりでも大丈夫です。 食べないと言っても、何食も続けて食べないということはそうそうなく、何かしらで栄養はとれているはずです。「ごはんは全部食べきらなくても大丈夫」と考えてみてください。 ・3~6歳を持つ親御さん自身への声かけ トイレトレーニングをしていて、つい強く叱ってしまうこともあるかと思います。「早くおむつがとれるようにならなきゃ」「入園までにできるようにならなきゃ」と焦ってしまうかもしれません。 ですが、考えてみてください。大人になってトイレで用を足せない人はそう多くはいませんね。もちろんトレーニングをすることでできるようになるので、それ自体はやった方がいいのですが、不安になりすぎる必要はまったくありません。「すぐトイレでできるようにならなくても大丈夫」と、焦らず見守ってあげましょう。 ・7~12歳を持つ親御さん自身への声かけ 小学校に入学したばかりの子どもについてよく聞くお悩みが「じっと座っていられない」というもの。先生から「授業中も立ち歩いてしまいます」「集中できていないです」と報告を受けると心配になりますね。 ですが、子どもがじっとしていられないのは当然のこと。小学校には刺激があるし、幼稚園や保育園ではずっと遊んでいられたのに、今では1日中座らされる毎日。すぐにうまくいかないのは当たり前です。 そのような状態は、9歳・10歳頃になると徐々に落ち着いてきます。不安になりすぎず、「先月より今月の方がちょっとよくなったな」「1年生のときより2年生のときの方がよくなったな」と少しの成長を見守ってあげましょう。
竹内エリカ(一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長)