ヨガでココロを整える!ヨガインストラクター・宮城由香が教える【身体は元気! 心はイマイチ…な日のヨガ4選】
「ヨガでココロを整える」をテーマに、現在の心身の状態に合ったヨガをプロに教えてもらう、3回シリーズの1回目。今回はヨガインストラクター・宮城由香さんが“身体は元気! 心はイマイチ…な日のヨガ”をご紹介します。
身体の安定があれば 心もニコニコしてくれる
「宮城由香」といえばアドバンスのイメージが強いと思いますが、実はアドバンスアーサナの練習はほとんどしません! いくら健康に気遣って生活していても、毎日の状態は違うし、今日は元気だな、とか少し疲れ気味だなとか感じますよね。だから毎日練習はするけど、内容は全く違うし、時間や深さも決めていないんです。 アドバンスのアーサナに関しては、ベーシックなアーサナを使って、基本的な体の使い方を練習していたら自然とできるようになっていました。体が繋がってきたって感じです。レッスンの中でもアーサナを練習しているわけじゃなくて、体を繋げるためにアーサナを使っているだけ。アーサナに丁寧に取り組むことの大切さを伝えています。特にアドバンスのアーサナは執着が出やすいので、常に心の状態を観察してもらっています。執着を手放すと練習が楽しくなるし、できないことが苦しくなくなるから。 私自身、ダンスをしていた時は人と競っていたし、嫌なことを引きずってしまうこともありました。でもヨガをして、自分との時間を作るようになってから心が安定したんです。細かいことが気にならなくなったし、生きるのが楽になった。 今の自分はどんな感じかを常に観察していたら、自分自身で正せる力がついたんです。穏やかじゃなきゃいけない、元気じゃなきゃいけないとかではなくて、自分のベストの状態でいればいい。【身体の安定があれば心もニコニコしてくれる】から、髪の毛を解かすように当たり前に練習して、毎日自分と向き合うことが大切なんだと思っています。
執着を手放しチャレンジ精神を育てる ピンチャマユラーサナ(鹿足のバリエーション)
憧れている人も多いポーズですが、勢いで足をあげたり、腰を反らせてキープすると怪我にもつながりかねません。ポーズの完成に執着せず、体幹から床を押す力を股関節へと繋ぐ事を意識してポーズに入ります。伸ばした足の「押し出す力」と曲げた足の「引き戻す力」の中心を探していくように、心のバランスを取りながら集中してキープします。