JR西日本、広島地区に227系近郊形直流電車を投入
JR西日本は、広島地区山陽本線、呉線、可部線で運行している115系の置き換えとして、新型の近郊形直流電車227系を投入する。2014年度内に置き換えを始め、2018年度までに完了する予定。投入する車両数は276両(3両編成64本、2両編成42本)。広島地区での新型電車投入はJR発足以来初めて。 最高運転速度は時速110キロメートルでステンレス車体。車内外とも「広島らしさを象徴する親しみを感じさせる『赤色』を基調とした色調」とした。
227系は、車両にデータベースを登録することで、ATSに加え運転支援機能を実現する「新保安システム」を搭載。運転台の計器類には速度計、圧力系などを液晶画面表示するシステムを導入した。 安全対策として、脱線などを検知した際に自動的に緊急停止する装置のほか、ドアに挟まった傘などを引き抜こうとした場合、音声警報や表示灯によって運転士に知らせる機能を採用した。 また、客室設備として室内灯はLED照明を採用したほか、 多機能トイレや車椅子スペースが設置されている。