アイナ・ジ・エンド「“みんなと仲良くしなきゃ”って自分を追い詰めてしまって…」友人関係に悩む相談者にアドバイス
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。この日の放送は、アイナ・ジ・エンドさんが生出演! ここでは「友達にどう思われているのか気になる」という生徒(リスナー)と電話をつなぎ、3人で悩みに答えました。
リスナー:友達にどう思われているのか気になって自分が出せないことに悩んでいます、相談にのってほしいです。 こもり校長:あまり友達とうまくいっていないのかな? リスナー:いつも同じクラスの子と5人グループでいるんですけど、2人ずつ2組になって私が1人になることが多く、移動教室のときに「一緒に行っていい?」と言っても、微妙な反応しか返ってこなかったりします。 アイナ:今は気を遣いながら頑張って声をかけている感じなのかな? リスナー:はい。 アイナ:小さい頃から人と話すのが怖い? それとも楽しい? リスナー:怖いです。 アイナ:なんで怖くなってしまったとか、きっかけはある? リスナー:小学校と中学校でいじめを受けていて……。 アイナ:そっか……。っていうか、シンプルに(グループとして)5人は多いよね。 リスナー:多いです(笑)。 アイナ:私もBiSHっていうグループを8年間やってきて、女の子6人でずっといたから、その気持ちもちょっと分かるよ。“今は機嫌が良くないかもな”とか、いろいろ考えて過ごしちゃうよね。(5人でいて)楽しいことはあったりする? リスナー:みんなで共通の話題を話せるときは楽しいです。 こもり校長:そっか。みんなと“仲良くしたい”っていう気持ちもあるから、声をかけてみたりとか、いろいろ頑張れているんだね。でも、アイナ先生の言う通り5人は単純に人数が多いから、みんな同じ機嫌でいることなんて少ないじゃん? 必ず毎日不機嫌な人がいてもおかしくないというか。 COCO教頭・アイナ:(笑)。 こもり校長:だから、毎日気を遣ってばかりいると疲弊するというか、そういう毎日に追われるよりは、マイペースに1人でいる時間を大事にしてみるのもいいんじゃないかな。 アイナ:私もそうだけど、いじめられていた経験があると、人と話すのが怖いじゃん? 嫌われたらイヤじゃん? またあんなことが起きるのもイヤじゃん? だから、人一倍繊細なんだよね。正直つらいと思うし、自分を出すのもしんどいじゃん。だから、こもり校長が言っていたことに近いけど、1人になる場所を考えてみるのもアリかも。 例えば“みんなと一緒にいたくない、しんどいよ”っていう気持ちになったときは、それでも無理して一緒にいるの? それとも、トイレとかに逃げたりする? リスナー:逃げています。 アイナ:おっ、いいじゃん! あなたはできる子だよ! 1人で逃げる勇気が持てるなら、それでもう十分。アイナは逃げる勇気がなかったから学校に行けなくなったの。“みんなと仲良くしなきゃ”って限界まで自分を追い詰めてしまって、気づいたら学校に行けなくなったけど、あなたは今(苦しくなったときは)精一杯逃げているから大丈夫だよ。 もし、本当にしんどくなったり“限界だな”と思ったら、5人でいるのをやめてみてもいいかもよ。例えば、そのうちの1人にだけ「正直つらいんだ」って話してみたり、またこうやって、アイナにでも「SCHOOL OF LOCK!」にでもお便りを送ってくれたら、必ず誰かが見てくれているから。1人じゃないと思うし、逃げまくってもいいと思う。 リスナー:はい。 こもり校長:自分の思いを話してみて、どうだった? リスナー:逃げることに罪悪感があったけど、そんなに悪くないかなと思えるようになりました。 アイナ:そうだね。(何かあったら)トイレに行こう(笑)。 リスナー:はい(笑)! (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」より)