駒大5連覇逃すも意地の2位「ここで終わらないのが駒澤 箱根でリベンジしたい」/全日本大学駅伝
◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 全日本大学駅伝の総合成績をチェック! 大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、國學院大が5時間9分56秒で悲願の初優勝を果たした。 前回、同校史上2度目の4連覇を成し遂げた駒大は惜しくも2位。初の5連覇はお預けとなった。 1区、2区で苦戦して16位と後れを取る。だが、3区の伊藤蒼唯(3年)が区間2位(日本人トップ)で8人抜き。4区の谷中晴(1年)も区間3位で5位まで順位を押し上げた。 7区は主将の篠原倖太朗(4年)が意地の区間賞。さらに8区で山川拓馬(3年)が期待以上の快走で区間賞を獲得し、青学大を逆転して2位に浮上した。青学大とは2分37秒を逆転し17秒の差をつけた。 2区で1年生の桑田駿介らが苦しんだが、藤田敦史監督は「それを払拭できるのは駒澤の強さ。箱根駅伝につながるように終われた」と語る。伊藤、山川の復活、下級生の台頭。そして、ここにケガから佐藤圭汰(3年)が戻ってくれば、戦うイメージはつくだろう。指揮官は「ここで終わらないのが駒澤。箱根でリベンジしたい」と力強かった。
月陸編集部