秘伝の粉で味わう中国式焼肉とは? 池袋のガチ中華『チチハル焼肉』が激ウマすぎた
良い塩梅に焼けた羊肉と酸菜をタレ(粉)につけます。粉しかないのは不思議な感じもしますが、これがチチハル焼肉です。ちなみにテーブル上には液体の焼肉のタレもあったので、店員さんに「これは使わないの?」と訊いてみたら、そんな! とんでもない! という表情で首をブンブン横に振って「それは違う! 使わないです!」だそうなので、間違っても使わないように。(日式焼肉用のタレだそうです)
「タレ」をしっかりつけた羊肉と酸菜を一緒に箸でつかんで口に放り込みます。そしてゆっくり噛みしめます。 旨い! とっても旨い。 まず、羊肉の下味がちょうど良い。肉自体の味を邪魔せず新鮮な羊肉の旨みを引き出しています。そこに絡む粉の「タレ」が香ばしさと辛味、複雑な香りをプラス。そして発酵した白菜がそこにさらに旨みを足しています。旨みが何重にも積み重ねられています。塩味は控えめなのでご飯を呼びません。ビールやその他の酒にはこれが最適です。いくら食べても疲れません。 今回は一人なので肉はこれだけにしましたが、何人かで色々な肉を頼んでみたいです。そして、チチハル焼肉を焼肉の定番にしたい、そのくらい気に入りました! チチハル焼肉が日本でも人気になって、店も増えると良いなと思います。みなさんも、怪しいビルのエレベーターの前で諦めず(笑)、ぜひ行ってみてくださいね。
●SHOP INFO 店名:チチハル焼肉(斉斉哈爾烤肉)池袋本店 住:東京都豊島区西池袋1-28-1 第二西池ビル 6F TEL:03-5956-8881 営:月~金16:00~24:00、土日祝11:00~24:00 休:年中無休
●著者プロフィール 工藤真衣子 Photographer:人物を中心に様々な媒体で撮影。グラビア、インタビュー、プロフィール、ドラマ映画スチールなど。ライター:食レポ、レシピ記事は現地系異国メシ、珍しい食材、味のある店など個人的に好きな店や料理を紹介。新宿御苑前で写真館「スタジオ アトリーチェ」経営。