【中日】伊藤茉央、現役ドラフトに驚きも田中将大からエール「自分のよさをどんどん出していけよ」で前向く
9日の現役ドラフトで楽天から中日への移籍が決まった伊藤茉央投手(24)が16日、名古屋市の中日球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「32」。みちのく・福島出身の右腕は2年間同僚だった田中将大投手(36)からエールを送られたことを明かした。 ◆里田まい、田中将大に”家族ショット”の熱烈エール【写真複数】 大先輩の言葉を胸に新天地での決意を固めた。濃紺のスーツに水色のネクタイを締めて球団事務所を訪れた伊藤。「自分にとってはチャンス。頑張ろうという思いです」と意気込みを語った。 9日は楽天モバイルパーク宮城での練習中に中日からの指名があったという電話を受けた。「もしかしたらとは思ったけど、まだないかな」と思っていた右腕は突然かかってきた連絡に「驚きが大きくて、最初はうまく(感情を)処理できなかった」という。 しかし、心の中のモヤモヤを吹っ切った一つが田中から送られたエールだった。移籍の連絡を入れると、「新たなところでできるのはチャンス。自分のよさをどんどん出していけよ」と返信があった。楽天で過ごした2年間に幾度となく助言を仰いだ大先輩からの言葉に前を向いた。 竜の投手陣には少ない右の横手投げ。最大の武器は真っすぐよりも球速が出る高速シンカーだ。自身の最速150キロはシンカーで計測。もともとは元西武の潮崎哲也さんの握りを参考にして、少しずつ改良。プロ入り後に首脳陣やチームメートから高い評価を得て、自信を持った。
中日スポーツ