【海外で現役の絶版車】ホンダ「VT1300CX」異形の日本製ハイネック・ビッグクルーザーはまだまだ現役!
ハイネックスタイルとは
フレームのハンドル支持部分を従来の位置より高く設定し、フロントホイールをより前方へ配置させることで、フレームとエンジンの間に大きな空間を生み出すカススタムスタイル。ハーレーダビッドソンのスポーツスターなどのタンクアップにも近いかも。小排気量ではあるが、以前販売されていた50ccのホンダジャズもハイネックスタイルに近い。
日本の絶版車、なぜアメリカでは販売できる?
排出ガス規制値が日本(直近では令和2年度二輪車排出ガス規制)やヨーロッパ(直近ではEURO5 2020年適用)では段々と厳しくされてきているが、アメリカは独自の排ガス規制を敷いているため、日本やヨーロッパで販売できないモデルも継続して販売されている。
日本国内での販売
日本では2009年11月に販売を開始。カラーチェンジを行いながら販売されつつも、2015年に発表されたもので最後のモデルとなった。販売されていた当時は大きすぎるかなと思った車両であったが、今見ると新鮮で乗ってみたいなと思うバイクである。 日本最終モデルのグラファイト・ブラックは、フレームをブラックからグレーに、前・後のアルミキャストホイールをブラックからブラウンメタリックに変更されてプレミアム感が増していた。 販売価格は140万4000円であった。
スペック(日本モデル)
・全長×全幅×全高:2,575×900×1150mm ・シート高:680mm ・車重:313kg ・エンジン:空冷4ストロークOHC 3バルブV型2気筒 1312cc ・最高出力:40kW(54PS)/4,250rpm ・最大トルク:103Nm/2,750rpm ・燃料タンク容量:12L ・変速機:5段リターン ・ブレーキ:F=油圧式シングルディスク、R=油圧式シングルディスク、前後ABS ・タイヤ:F=90/90-21、R=200/50 R18
川越 雅樹