「オレンジアーミーフェスティバル2024」クボタスピアーズ船橋・東京ベイの聖地えどりくで行われたキーワードは”夢体験”
動画推奨の”ノンストップ”握手会
「夢体験」はグラウンドだけではない。えどりくの室内も目一杯活用した。 更衣室ではオレンジに染まったスピアーズ仕様のロッカールームが用意され、試合前の緊張感から勝利の余韻に浸る場所をオレンジアーミーも実際に足を踏み入れることができた。 さらにはプロップ満員電車という驚きの”アトラクション”。力強いスクラムで幾度となく押し込んだ屈強なプロップ陣に動く隙なく押し込まれるという試合以上に貴重?な場となった。 役員室でもスピアーズらしいユニーク企画の数々が催された。このエリアの最後に行われたのは選手との握手会。これはただの握手会ではなかった。 選手2人が10分間エンドレスで握手をやり続けるコーナー。開始前に行列を作っていた中、岩爪航広報からは「何度でも回ってOKです!スマホも写真もOK、動画推奨です!」と笑顔でアナウンスがされるとスタートと同時にスマートフォンを構えた方たちが次々に手を差し出した。 選手たちも感謝の意を込めて丁寧にお礼を伝えた。4回、5回とまわるオレンジアーミーも多く見られ、廣瀬雄也・青木祐樹、玉置将也・古賀駿汰の2組4選手は10分間握手の列が止むことはなかった。
ファンと交流したのは選手だけではなかった。会議室ではコンディショニングやストレッチ&リカバリールームの体験エリアも設けられ、コンディショニングでは、浦山真吾S&Cコーチが子どもたちに明るく楽しく指導した。 最後は大抽選会。雨が降り始めた中、岡田一平選手・梁本旺義選手そして玉置選手がマイクを持ち最後のプログラムを盛り上げた。 景品の中には、現在日本代表に参加している立川理道キャプテンの代表ウェアもラインナップに入るなど、オレンジアーミーにとってドキドキの抽選となった。 約3時間行われた会の最後は大熊克哉選手が挨拶。 「夢体験ということで、皆さんの笑顔・楽しんでいる姿を見れて選手、スタッフ一同嬉しく思います!これからも皆さんと一緒にチームビジョンである”Proud Billboard”のもとに、”強く、愛されるチーム”を目指していきます。 オレンジ一面に染まったスタジアムで優勝を分かち合いたいですし、今日がその一歩です。一緒に突っ走っていきましょう!」と締めた。 えどりく中が熱気と賑わい包まれたオレンジアーミーフィスティバル。 岩爪広報も「我々は選手とファンの方々との距離が近いんです。それが魅力の一つだと思っています」と語った通り、常に会話が生まれ・お互いに笑顔でコミュニケーションを取っているシーンがグラウンド中で見ることができた。 シーズンの”お疲れ様”の場はすぐに来季に向けたキックオフへと変わり、無敗のえどりくから再び頂点を目指す。 (おわり)
写真 / 文:白石怜平
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