明治神宮の鳥居に傷疑いで米国籍男性を逮捕 「家族の名前書いた」
東京都渋谷区の明治神宮の鳥居を傷付けたとして、警視庁国際犯罪対策課は13日、米国籍で住所・職業不詳の男性(65)を器物損壊容疑で逮捕した。 逮捕容疑は12日午前11時15分ごろ、明治神宮の第三鳥居(木造、高さ約8メートル)の柱部分に、右手の爪でアルファベット5文字(縦5センチ、横6センチ)を刻み込み、傷付けたとしている。「家族の名前を書いた」と容疑を認めているという。 警視庁によると、男性は観光目的で11日に家族と来日。子どもの名前を刻み込んだとみられ、周辺の防犯カメラの映像などから関与が浮上した。 明治神宮では10日にも大鳥居(高さ約12メートル)に「張」「潤」などの漢字が彫られているのが見つかっており、警視庁は別の人物が関与したとみて調べている。【岩崎歩】