【広島】栗林良吏が地元で野球教室 来春WBCに「もちろん入りたい」右ひじは順調に回復し投球再開
広島栗林良吏投手(28)が6日、中日祖父江や中日岡林らとともに地元愛知・愛西市で開かれた野球教室に参加した。小学1年生から中学1年生までの野球少年少女107人とふれあい「純粋に野球を楽しんでいる姿は、自分も初心に戻れていい」と笑顔を見せた。昨年10月末にクリーニング手術を受けた右ひじも、順調に回復。今月2日には約15メートルの距離の投球を再開し「キャンプに入ってからブルペンに入れれば。オープン戦から投げる試合から結果を求めていきたい」と見通しを語った。 この日の野球教室には、侍ジャパンの吉見投手コーチも参加していた。来春予定のWBCに向け、もちろん栗林の名もリストアップしている。「クローザーはほかのポジションの人が務められないと思っている。追いかけていきたいと思っています」。栗林にとっては、前回23年に途中離脱した悔しさがよみがえる大会でもある。「もちろん、入りたいなと思っているので、まずは結果を出すことが一番。WBCのあの悔しさを胸に戦っていければ」。手術から復活を目指すシーズンは、再び世界舞台に立つための大事な1年となる。【前原淳】