39歳で高齢出産して育児ノイローゼ気味だった私を救ってくれた「アメリカのママ友」の話 武内陶子
年末です。今年の締めでございます。もうすぐクリスマス! お正月の前にクリスマス! 12月に入ると、アドベントカレンダー(毎日カレンダーに穴を開けたらチョコレートが出てきたりするやつね)を用意したり、早くクリスマスツリー出さなきゃーって思って結局出せず、「あー今年も出せなかったなあ」とか思ったりするんだけど(笑)。 【写真】NHK若手アナウンサー時代の武内陶子さんはこちら さて、今年も「早くツリー飾ろうよー」と子どもたちから催促されている私ですが、実は子どもが3人おりまして、20歳と14歳×2の双子の娘とで計3人。退職してロックな毎日を過ごしつつ、「母ちゃん、まだまだ仕事も子育てもがんばらないと!」の状況なのであります。ということで、今回は私の出産と子育てについて書いてみようかな。 私は昔で言う「マルコー」、つまり高齢出産。長女は39歳の時に、そして双子は45歳の時に出産しました。最近は高齢出産の人がずいぶんと多くなりましたが、高齢出産は割といいこともあるのよ。 まずはそれなりにいろんな経験を積み重ね、人間的に練られてからの出産であること。そして高齢出産になる人は仕事を頑張っているうちに遅くなっちゃった、タイミング逃しちゃってた~みたいな人が多いから、出産する時にはある程度社会的地位もあり、経済的にも安定しているし、それはそれでなかなか楽しいこともあるのです。 しかし一方で体力がだんだんなくなっていったり、ちょうど親の介護と子育てが重なったりする大変さもある。若い時と違って、とにかく当たって砕けろ的な発想より、本やネットで調べて調べて頭でっかちになりがちだし。あ、これは全部私のことです。ふふ。 それでね、社会活動経験も結構あるのはいいことなのだけれど、いろいろな意味で「モノゴコロ」も「知恵」もついちゃっているので、生まれたばかりの理不尽に泣き続けるベイビーを前にただぼうぜんと立ち尽くし、ちょっとした育児ノイローゼになっちゃったりして(いや、赤ちゃんなりに理由はあるのだが新米母には想像がつかない)。なかなか大変でした。とにかく精神的にしんどかった。