日本で民間企業初の「ノーベル平和賞受賞」を目指す!株式会社ヘンリーが見据える“未来の医療現場の形”とは?
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。3月2日(土)の放送は、前回に引き続き、株式会社ヘンリー 共同CEOの林太郎(はやし・たろう)さんをゲストに迎え、お届けしました。
林さんは、一橋大学卒業後、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)に留学。学生時代は、アフリカで日本の中古重機をレンタルする新鋭スタートアップで現地リーダーとして活躍。楽天株式会社入社後、楽天カード全体のSEOマーケティング業務や、楽天市場・楽天カードのビッグデータの分析などを担当、2018年に株式会社ヘンリーを起業しました。
◆日本で民間企業初の「ノーベル平和賞受賞」を目指す
「電子カルテ」「オーダリングシステム(医師の指示を各部署にコンピューターで伝達するシステム)」「レセプトコンピューター(診療報酬明細書を作成するコンピューターシステム)」の3つが一体となったクラウド一体型電子カルテ「Henry」をサービス展開しているヘンリーは、“社会課題を解決してより良い世界を作ること”、さらには、日本で民間企業初の「ノーベル平和賞」を受賞することを目標に掲げています。そこでまずは、そのようなビジョンを持つようになったきっかけについて伺うことに。 そもそも林さんは、大学時代は国連(国際連合)で働くことを夢見ていたことから、大学卒業後にイギリス・ロンドン大学に留学。その過程で、NGO(非政府組織)やNPO(非営利団体)、国際機関などでインターンシップの機会があり、そのなかで「ビジネスのスピード感や永続性などに魅力を感じるようになって、楽天に就職しました」と振り返ります。 その後、日々の業務に励む一方で「“人生のなかで、世の中の役に立つ仕事がしたい”という思いをずっと持っていたので、大学の友人でもある逆瀬川光人(さかせがわ・あきと/株式会社ヘンリー 共同CEO)と起業するときに『まずはそこを第一目標とする会社を目指したい』ということで、(ヘンリーを)始めた背景があります」と語ります。