日本で民間企業初の「ノーベル平和賞受賞」を目指す!株式会社ヘンリーが見据える“未来の医療現場の形”とは?
◆ヘンリーが見据える“未来”
続いて林さんは、医療業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化についても言及。いろいろな業界でデジタル化が進んでいるなかで、「Henry」の導入をきっかけに、これまでパソコンやインターネット環境が整っていなかった中小規模の病院にも、インターネット環境が入ったことで「(病院で働く)みんながパソコン1台を持てるようになり、それによって、電子カルテや病院の診療、会計の業務以外のところでも、新しくパソコンやインターネットで仕事ができるようになったのは、すごく大きいと思います」と胸を張ります。 さらには「Henry」の導入を通して、「クラウドのサービスや他の最新技術を使って仕事をするという体験、やり方まで変えられるというところは、“DXに触れるきっかけ”を弊社が与えられているのではないか」と胸を張ります。
◆クラウドのシステムを通して“医療業界”に変革を
最後に、ヘンリーが見据える未来について尋ねると、「医療現場の情報は、院内だけの閉じた世界になっているので、何か情報を取り出したいときに(「Henry」のような)クラウド上にあるシステムと比べると、かなり手間がかかってしまうんです。なので、まずは閉じてしまっている情報がきちんと共有できて、それを活用できるような世界を作りたい」と林さん。 そして、ヘンリーが先駆者となって成果を上げることで、「既存の会社さんがクラウドのサービスを提供したり、同じような(システムを開発する)会社さんが増える、といった展開ができていくと、(今後は)患者さんのお薬の情報だけでなく、患者さんが検査をした履歴や体重や血圧、血糖値などの各数値の情報、さらには、“どのお薬を出したらどんな結果になったか”などの細かな情報も、もっと大きい数値やデータを使って活用できると思っています。そこを、この先5~10年で日本の医療業界にもたらしていきたい」と話していました。 (TOKYO FM「DIGITAL VORN Future Pix」2024年3月2日(土)放送より)