商店街の空き店舗率が減少 商店街に賑わいを、生き残りをかけた戦略「東京商店街グランプリ」若者が訪れる策とは?【Nスタ解説】
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町に古くからある商店街。いつしか賑わいを失い「シャッター通り」なんて言われてしまう場所も増えています。こうした中、「生き残り」をかけて様々な取り組みをおこなっています。 【画像でみる】月に350人が泊まる商店街 ■商店街の空き店舗率減少 商店街に賑わいを 熊崎風斗キャスター: 現在の商店街を取り巻く状況を経済ジャーナリストの坂口孝則さんに聞きますと、「コロナ禍でECサイトの利用が一気に増えた。その影響などで最近では大型店でも閉店が相次いでいる。商店街への影響はもっと深刻」さらに「キャッシュレス決済導入の遅れも客足に影響しているようだ」といいます。 井上貴博キャスター: 今、商店街は利益率などとても厳しい状況だと思います。ただ、全体の流れとして“レトロ回帰”の傾向にあるので、そういったところに商機があるのではないでしょうか。 萩谷麻衣子弁護士: SNSなどを見ると猫が店長をしているお店や、ショールームに猫が寝転がっている動画があって、そういうお店に行ってみたいなと思うことがあります。意外と商機は(近くに)転がっているかもしれません。 ■商店街 生き残りをかけた戦略 「東京商店街グランプリ」若者が訪れる策とは? 熊崎キャスター: 中小企業庁「令和3年商店街実態調査」によりますと、商店街の空き店舗率は▼2018年 13.77 %、▼2021年 13.59 %とやや減少し、店舗自体は増えている傾向があります。 各商店街は様々な努力をしているようです。商店街が行った優れた取り組みを表彰する『第19回 東京商店街グランプリ』で、町田市の「町田木曽団地名店会」と「山崎団地名店会」が優秀賞を受賞しました。 この隣接する2つの商店街の近くには桜美林大学のキャンパスがあるのですが、2020年に大学ができた当初、学生たちはあまり商店街を訪れることはなかったそうです。 その後、大学と連携し学園祭と「木曽山崎ハロウィンビストロ祭り」を同日開催し、スタンプラリーや写真コンテストを行ったところ、若者が商店街にたくさん訪れてくれるようになったということです。