SNSプラットフォームの境界を超える「Fediverse」はネットの未来となるか?
ソーシャルメディアの将来性
多くの企業や愛好家が、Fediverseとつながるさまざまな別の方法に取り組んでいます。 WordPressは、ブロガーが投稿を共有できるプラグインを提供しています。たとえば、返信はコメントとして表示されます。 ニュースリーダーアプリのFlipboardは最近、アプリ内でFediverseユーザーをフォローするオプションを追加しました。 また、電子メールニュースレタープラットフォームのGhostも同様の機能に取り組み、さらに、Fediverse以外のネットワークを接続するハックもあります。たとえば、少し作業すれば、BlueskyをFediverseに接続できます。 こうした取り組みの背景には、ある種の理想主義があります。Fediverse最大のサービスの多くは、非営利団体やボランティアによって運営されているのです。 しかし、GhostやFlipboardのような小規模なパブリッシャーが関与していることは、Fediverseが将来的にライターやコンテンツが読者と直接つながる場所にもなり得ることを示唆しています。 分散型のソーシャルメディアシステムは、小規模なソーシャルメディアの新興企業が大手プラットフォームと競合することも可能にするでしょう。 ソーシャルメディア、そしてインターネット全体にとって、今はエキサイティングな時期かもしれません。 電子メールのようにオープンに? Fediverseはオープンプロトコルを基盤にしているため、このようなことがすべてできるのです。 将来的には、より多くのサービスが統合を提供し、ソーシャルネットワーキングが電子メールのようにオープンになることが期待されています。 しかし、 本当にそうなるのでしょうか? 私にはわかりません。 また、Fediverseには、インターネット上に存在するもののご多分に漏れず、問題もあります。 たとえば、モデレーションは大きな課題であり、より大きなプラットフォームが参入すれば、さらに難しくなるでしょう。 この記事では、このサービスについてほんの少し説明したにすぎませんが、もっと掘り下げて説明できることはたくさんあります。 しかし、ほとんどの場合、「Fediverse」という言葉を耳にすれば、互いに接続された一連のソーシャルネットワークとプラットフォームを意味することがわかるでしょう。 今後、このサービスについてもっと詳しいことがわかる日がくることを願っています。 Source: Mastodon(1, 2), Pixelfed, Peertube, Flipboard, Ghost
春野ユリ