旗手怜央が語る恩師・鬼木達監督への生意気エピソード「もうサイドバックはやりたくありません」
【選手思いで、常に情熱的】 時には監督、時にはコーチ、そして時には父親のように、その時々によって目線や視点を変えて、言葉を掛けてくれるオニさんは、距離感と優しさ、そして厳しさに溢れていた。 遠征の移動中も戦術ボードを肌身離さず抱えていたし、夜遅くにクラブハウスの近くで、すれ違ったこともあった。サッカーに対して、選手思いで、常に情熱的で、何より勝負にこだわる指揮官だった。 断言できる。僕はオニさんによって選手としてだけでなく、人間としても大きく成長させてもらった。ヨーロッパを舞台に今、プレーできているのは、間違いなくオニさんとの出会いがあったからだ。 後編・連載第33回「旗手怜央が充実の今季前半を振り返る」につづく>> 「旗手怜央の欧州フットボール日記」連載一覧>>
text by Harada Daisuke