ボグダンに判定勝ちして王座戴冠を果たした軍司（左）（JMAEXPOの公式サイトから）

＜ジャパン・マーシャルアーツEXPO（JMAEXPO）：プロローグ大会＞◇19日◇神奈川・横浜BUNTAI 　セミファイナルでISKAインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座決定戦（59キロ契約、3分5R）が行われ、K－1ワールドGPフェザー級（－57・5キロ）王座を失ったばかりの軍司泰斗（25＝K－1ジム総本部チームペガサス）が判定3－0（49－46×2、50－45）でクリスチャン・ボグダン（21＝ルーマニア）に勝利。うれしい戴冠を果たした。 　初めてのケージでの戦いで金網際に追い込まれ、さらに慣れない首相撲からの攻撃を受けて足が止まってしまった場面以外はまったく危なげない内容。パンチの回転力も軍司の方がはるかに上で、ボディを中心に攻撃を効かせて大差判定勝ちした。 　9月29日「K－1ワールドMAX」でのK－1フェザー級王座防衛戦で寺田匠に敗れ、拳も痛めた。それでもそこからわずか20日で別団体での戴冠。軍司は「K－1のミドルネームみたいなやつも“反逆の申し子”なんで（笑い）。反逆しようと思って。まあ反逆はまだなんで。これからK－1でやれればいいなと思います」と笑顔を見せ、寺田との再戦については「（ベルトを）年内に取り戻したいなと思ってます」と明言。12月14日「K－1ワールドGP」（代々木第一体育館）での再戦をアピールした。 　試合後のリングでは「この大会があるってことは、みんなが期待してるカードとかも切れると思うので。まあ龍聖、いつか僕が階級を上げるんで、やりましょう」と、前KNOCK OUT－BLACKフェザー級王者・龍聖へ、JMAEXPOでの将来的な対戦を呼びかけた。 　さらに軍司は、寺田からK－1のベルトを取り戻したあかつきには、その王座を保持したままONEなど世界の舞台にも挑戦したい意向も示した。