「転がり落ちろ」と書かれたシューズで区間新、青学大・野村「きつくなった時は下を向いた」
第101回箱根駅伝の復路が3日、行われ、山下りの6区で青山学院大の野村昭夢(4年)が56分47秒の区間新記録をマークした。野村は「きつかったけど、なんとか行けた」と振り返った。 【グラフ】箱根駅伝の順位、リアルタイムでわかる「動くグラフ」でチェック!
青山学院大は前日、往路優勝を果たし、野村は復路をトップでスタート。前日の5区を走った若林宏樹(4年)や付き添いの選手から前夜、「転がり落ちろ」「山下りの主役」といったメッセージを書き込まれたシューズで、箱根の山を駆け下った。
東海大・館沢亨次さんの従来の記録、57分17秒を大きく上回り、6区で初の56分台を出した野村は「きつくなった時に下を向いて、これを見て頑張った。本当にきつくて、あきらめかけたが、沿道のかたが『56分台いけるよ』と教えてくれたので、最後まで走り切ることができた」と笑顔を見せた。(デジタル編集部)