引退発表の森泰斗が取材応じる「ずっと考えていた。まだ2週間あるので」詳細な理由は明かさず
千葉県競馬組合は15日、森泰斗騎手(43)から現役引退の申し出があったことを発表した。25~29日の船橋開催をもって引退し、12月16日に引退セレモニーを実施する。 同騎手は通算成績2万8260戦4430勝(14日現在)。南関東を代表するジョッキーの突然の引退発表となった。 この日、森泰斗騎手本人が川崎競馬のレース前に取材に応じ、「僕の中ではずっと考えていたことで、周りと相談して発表のタイミングをはかっていました。まだ2週間あるので、騎乗と結果で、その間をしっかり務めたいです」とコメント。引退の理由についての詳細は明かさず、残りの期間の全力騎乗を誓った。 ◆森泰斗(もり・たいと) 1981年(昭56)1月11日、千葉県市川市生まれ。98年、足利競馬でデビュー。北関東競馬廃止に伴い、05年から南関東へ。14年、246勝で初の南関リーディングを獲得。15年には297勝を挙げ、全国リーディングに輝く。名前の泰斗は「その道の第一人者」を意味する「泰山北斗(たいざんほくと)」から。