「GT-Air3」はリフト、ドラッグ、ベンチレーション流量などすべてヨシ!【SHOEI】ツーリング用の最新モデルとして高性能化された!
熟成されたGT-Airシリーズの最新改良版
ヘルメット製造大手の株式会社SHOEIは「GT-Air3(ジーティー-エアー スリー)」を発売した。 【 画像ギャラリー 22枚】「GT-Air3」はリフト、ドラッグ、ベンチレーション流量などすべてヨシ!【SHOEI】ツーリング用の最新モデルとして高性能化された!……の写真を見る! GT-Air3は人気ツーリング用フルフェイスヘルメットであるGT-Airシリーズの最新版として、空力、ベンチレーションなどに手を加えられた。
○流線形「エアロフォルム」は高い空力性能とスポーティーさを示す
デザイン的には横から見ると従来モデルのGT-AirII(ツー)と非常によく似ている。だがシェルの両サイドには衝撃吸収性能に寄与し、かつ、ヘルメットの空力性能に高い効果を発揮するサイドパーツが新たに装備されている。 走行時の安定性に寄与する頭頂部もデザインを継承するとともに、シェルとパーツの一体感を高めた新デザインとした。スポーティーでさまざまなスタイリングにマッチするデザインであり、ツーリングをより快適にするエアロフォルムを実現している。 100km/h相当の環境下において従来モデルと空力性能を比較すると、GT-Air3ではヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが11%、前方から押し付けられるDragが6.5%低減した。※社内大型風洞設備での参考数値。
○新設計「ベンチレーション」システムで効率を追求
アッパーエアインテークはベースパーツの先端形状やリブ、シャッターの形状により効率的に走行風をヘルメット内部へ導入するデザインとされた。 トップエアアウトレットは、走行時にシェル表面を流れる風の流速が最も高いポジションを追求し、従来モデルに比べ前方にアウトレットホールを配置することで排気量が向上。ヘルメット全体で高い換気効率を実現し、ライディングをより快適なものとした。 アッパーエアインテークからの風の流入量と、トップエアアウトレットからの排出量を従来モデルとそれぞれ比較したグラフ。従来モデルに比べ、流入量が約1.2倍、排出量が約1.8倍に増加した。※社内大型風洞実験設備にて測定した参考値比較。 ロアエアインテークには虫などの侵入を防ぐ脱着式デフロスターフィルターを装備。また、同梱のブレスガードKを装着することで、呼気によるシールドの曇りを防ぐだけでなく、走行風の一部を口元に取り入れ、ヘルメット内の息苦しさを低減した。