〈夏の疲れ〉は味噌汁で解消!管理栄養士がおすすめ、疲れをとる味噌汁の具材とは?
今年は例年よりも暑さが厳しく、少し外へ出ただけでも身体がぐったり、なんてこともありますよね。しっかり食べているのに、睡眠もとっているのに、でもなんとなく身体がだるい…なんて、そのような症状を抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 「〇〇を食べれば、疲れが解消される」なんて、魔法の食材はありませんが、少しでも疲労回復に効果がある食材や、疲れを軽減するためのお食事を、負担なくすることができると良いですよね。 本日は、夏の疲れを解消するために、お味噌汁のおすすめ具材についてお伝えいたします。 〈写真で見る〉管理栄養士がおすすめ、夏の疲れをとる味噌汁の具材とは? ■疲れを解消するためのおすすめ具材その1:ニンニク にんにくには、疲労回復に効果的な栄養素といわれているアリシンが豊富に含まれています。代謝を向上させたり、胃液の分泌量を増やすなど、夏の疲労で胃腸の消化吸収能力が弱まっている時に、積極的に召し上がっていただきたい食材の一つです。 ■■お味噌汁への活用方法としては… ●すりつぶして、お味噌を加えるときに一緒に入れて味を調整する。 ●みじん切りにして、器に盛り付けたあとにトッピングとして加える。 ●1かけ程度つぶした状態で、出汁をとる段階から加える。 ■疲れを解消するためのおすすめ具材その2:ニラ 冷たいものを召し上がる機会が多いこの夏、さらには、冷房により身体が冷えてしまうと、身体の内側、内臓などの消化器官も身体が冷えることで働きが弱まり、疲労も溜まってしまいます。にらは、身体を温める作用があるので、お味噌汁ににらを加えて、身体の内側から温めて、この夏の疲れを解消させましょう。 ■■お味噌汁への活用方法としては… ●最後にお味噌を入れるタイミングで、刻んだニラを加える。 ●ニラダレ(刻んだにら、醤油、ごま油などで和えたタレ)を、器に盛り付けたお味噌汁に加える。 ※ニラは生でも召し上がることができます。 ニラは、加熱しすぎてしまうと風味が悪くなってしまったり、色も悪くなりがちなので、さっと火を通す程度が丁度良いです。 夏場の疲れは、今のうちにしっかり解消し、免疫力を低下させずに秋を迎えたいですね。疲れを解消するために、お食事を工夫することはもちろんですが、お食事以外にも、睡眠や休養も大切です。毎日6-8時間眠ることや、睡眠の質を高めるために、夜遅くのお食事を控えることや、スマホやPCなどから目を休めることも心がけたいですね。 ライター/猿田綸咲(管理栄養士)
猿田綸咲