ギニアのサッカーでファン同士が衝突、数十人が死亡と病院関係者
【AFP=時事】1日にギニア第2の都市ンゼレコレ市で行われたサッカーの試合でファン同士の衝突が発生し、数十人が死亡したと病院関係者がAFPに伝えた。現場は大量の死傷者であふれていたという。 【写真特集】世界の名珍ゴールパフォーマンス メディアに話す許可を得ていないため匿名を条件とした医師は、「病院には見渡す限り遺体が並んでいる。廊下の床にも遺体が横たわっている。遺体安置所は満杯だ」と話した。この医師は「約100人が死亡している」としたが、別の医師は「数十人が死亡している」と述べた。 AFPは直ちに確認できなかったものの、ソーシャルメディアに出回っている映像には、スタジアム外の通りでの混乱や、多くの人が地面に横たわっている様子が映されていた。 目撃者によると、怒ったデモ参加者がンゼレコレの警察署を破壊し、放火をしたという。匿名の目撃者は「すべては審判の判定に対する抗議から始まった。その後、ファンがピッチに侵入した」とAFPに語った。 地元メディアによると、この試合は2021年のクーデターで権力を掌握し、大統領に就任したギニアの軍事政権指導者ママディ・ドゥンブヤ氏をたたえるために開催された大会だという。【翻訳編集】 AFPBB News