ドジャース対ヤンキースのワールドシリーズ「ドジャースに分ありか」と語る栄冠2度の田口壮さん「長い移動中は新喜劇DVD見ていた」
移動距離なんと約4000km!3時間の時差!その間選手はどう過ごす?
―――ロサンゼルスで1、2、6、7戦目をやって、ニューヨークで3、4、5戦目を行う。その距離3970kmで時差が3時間ある。飛行機での移動ですが、なかなか選手たちは大変ですね 田口さん「飛行機での移動時間が大体5~6時間ぐらいあると思います。楽なのは、チーム関係者以外誰とも会わないところです。チャーターバスで飛行機の下まで行って専用機に乗って、ロスの空港でまたチャーターバスが待っているのでそれに乗り込んで、そこからもう白バイの先導で。全部信号無視です」 ―――移動の間は、皆さんどんなことをしているんですか? 「お酒を飲んだりとか、中にはギター弾いてる選手もいましたし、ゲームしている選手もいます」 ―――田口さんご自身はどう過ごしていましたか? 「僕はアメリカ時代、吉本新喜劇のDVDをずっと見ていました。それが唯一の癒しです」
ドジャースVSヤンキース アメリカで“一番盛り上がる”カード
―――さあワールドシリーズ、まずはチケットの入手が非常に困難だということです。公認の転売サイトによりますと、一番安いチケットが20万円、一番高いチケットが715万円です。 「この対戦は特にそうですね。アメリカでは一番盛り上がる対戦ですよね。(今回このカードだから値段が特に高いことも)あると思います。このカード誰もが見たい、誰もが望んでる。」 ―――選手や家族は席を貰えたりするのですか? 「家族席は一応あります。選手はポストシーズンに入る前に、前もって全部席を押さえています。何枚、何席押さえますと言えば、最後まで全部押さえてくれます。いらないときは選手間で売り買いする」 ―――盛り上がりすぎて警察が先導するというのは? 「白バイが先導してくれるので、信号を全部止めて、横から入ってくる車両は全部バイクで止めていってノンストップで。今回ニューヨークに行くじゃないですか。マンハッタンのど真ん中の高級ホテルにドジャースの選手たちは泊まりますから。空港からマンハッタンまで、道を止めて走る」 ―――ファンにも違いがあるということですね。ヤンキースファンは「アグレッシブ」。ドジャースファンは「上品」。東と西でそんなに違いますか。 「そうですね、僕がプレーしていた経験上やっぱり東へ行くとアグレッシブ」「西の方がおとなしいというか上品というか。おそらく移民が多いので、そういうところに関係あるかなと」 ―――ニューヨークより北にあるボストン・レッドソックスのファンはいかがでしょうか。 「レッドソックスは特にアグレッシブです。2004年にレッドソックスと試合をしたんですけども、バスを揺らされましたから。チームバスをがーっと揺らされて。家族の乗っていたバスなんか、倒れるんじゃないかっていうぐらいでした」