明日21日はオリオン座流星群が極大 前後数日間チャンス 今夜・明日夜は広く晴れる
明日21日、オリオン座流星群が極大に。明日21日の夜半から明後日22日の未明が一番の見頃ですが、前後数日間は観察のチャンスです。今夜(20日)、明日(21日)夜は晴れる所が多いでしょう。
オリオン座流星群が見頃に
明日21日、オリオン座流星群が極大となります。明日21日の夜半から明後日22日の未明が一番の見頃ですが、ピークはなだらかで、前後数日間は観察のチャンスです。どの日でも放射点が昇ってくる22時頃から夜明けが始まる頃までが観察に良いでしょう。 月明かりの影響が大きい時期なので、国立天文台によりますと、流星数は1時間に5個程度とみられています。流れ星は空全体に飛ぶので、月から離れた方向を中心にして広く見渡してみましょう。
流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。 ①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。 ②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。 ③空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。 ④ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。
20日夜の星空指数
今夜(20日)は北海道から関東、北陸は広く晴れて、流れ星を見られるチャンスです。東海から中国、四国は雲が広がりやすいでしょう。ただ、雲の切れ間はありそうです。九州や沖縄はおおむね晴れて、星空観察に良いでしょう。 今夜はグッと冷え込みます。星空観察の際は寒さ対策をなさってください。
21日夜の星空指数
明日(21日)の夜は北海道や東北は雲が広がりやすいでしょう。関東も沿岸部を中心に雲が多いですが、雲の隙間はありそうです。北陸や東海、近畿、中国地方は大体晴れて、星空観察にも良いでしょう。四国や九州は雲が多く、所々で雨が降りそうです。沖縄はすっきり晴れて、流れ星を見つけるチャンスです。
日本気象協会 本社 吉田 友海
