「タオル」「100均グッズ」を使って、いま話題の「マシンピラティス」が自宅でできる。体力・筋力がない40代・50代でも続けられる!体が変わる!
「動けるよろこび」が「またやりたい」につながることをシニアへの指導で気づけた
高校生のときからジムで幅広い世代のグループレッスンの指導を行ってきたeveさん。シニアを担当することも。 「私自身まだ若いですし、ずっと体を動かしてきたので、これならできるだろうと思うレベルが高かったのかもしれません。普通にできると思って教えたことが、半分の人はできませんでした。 筋力が弱くなっているシニアには、小さな動きでもあまり使っていない筋肉を動かすことをメインに指導することが大切だと気づいたんです。簡単な動きでも『できる』と成功体験になると、『また次もやりたい』というやる気がわいてくるんですよね。すると、少し難しいチャレンジ的な動きも『やってみよう』と思える。 70代のストレッチクラスで、前屈ができない方がいらっしゃいました。でも、毎日続けることで柔軟性が出て、できるようになったんです。年齢は関係ないんだと、改めて実感できたできごとでした。70代、80代になっても、体を動かせば変われる。ほかのクラスでこの話をするとみなさん『励みになります』とおっしゃって、よりやる気になってくれます。 ちなみに、40~50代の方たちは、足裏が使えるようになって長時間歩いても疲れなくなった、姿勢がよくなり身長が伸びた気がするという実感があるようです。腰痛や側弯も少しずつ改善できるので、痛みから解放されるという人も多いですね」
育児や仕事で頻繁に通えない人のために、という思いからお家ピラティスを考案 eveさんのInstagramより。
マシンなしでできるお家ピラティスを発信しているInstagramのフォロワー数は21万5千人! これだけの人が、マシンピラティスや家でできるピラティスに興味があるんですよね。
「パーソナルレッスンは月1~2回しか受けられない人が多く、家で復習できませんか?という声をよく聞いていました。生徒さんは女性なので、出産後は子育てで忙しくスタジオには通えないという方もいます。 せっかく体の軸が整うようになってきたのに、継続できないと戻ってしまう。それは、もったいないことですよね。だから、忙しくても家でできる方法はないかと考えはじめました。 マットピラティスもありますが、マシンよりも負荷がかかり強度が高い動きになるので、リフォーマーに慣れている人にとっては、難しいと感じてしまいます。リフォーマーのバネやストラップがあることで負荷が調整できますし、可動域も広がります。 全く同じことはできないけれど、同じようにできないか……と試行錯誤を重ね、バネやストラップの代わりに、ゴムチューブ(セラバンド)やタオル、ストレッチポールを使うことにしたんです。どれも、手に入りやすいものですし、既に持っている方もいますよね」
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