好みじゃないモデルやスペックも試すべき!? クラブ買い替えで悩んでいる人に知って欲しい「イロハのイ」
ギア情報にアンテナを張るゴルファーほど自分に合うクラブと出会いやすい
クラブメーカーの契約プロでもない限り、新しいクラブを次々と投入していくのは金銭的に簡単なことではありません。古いモデルでも壊れなければプレーはできるため、「アマチュアは何を使っても同じ」や「最新クラブだから飛距離やスコアが出るわけではない」といったネガティブな意見が聞かれることもあります。 【写真10枚】来年の大注目クラブ! テーラーメイド「Qi35」とキャロウェイ「ELYTE」、ピン「G440」の注目3機種を見比べる 一方で、新しいクラブを購入したことで一気にプレー内容が改善し、飛距離やスコアをアップさせているアマチュアも数多くいます。では、どんなタイミングでクラブを購入するとギアの恩恵を受けやすくなるのでしょうか。
近年のドライバーの傾向でいうと、同じシリーズの中で重心距離や重心の深さが異なるモデルが用意されていることが多くなっています。気になるシリーズがあったら、情報だけを頼りに選ぶよりは、実際に試打したほうが自分に合ったモデルを選べると思います。 またアイアンは見た目のカッコよさと弾道にいい意味でギャップのあるモデルが多くなり、番手のロフト構成も多様化しているため、球筋や飛距離、やさしさなどを自分のクラブと打ち比べて購入しするとフィットしやすくなっています。 すべての新製品を試す必要はありませんが、好きなメーカーやプレー内容が向上できたらゴルフが楽しくなりそうな番手の情報にはアンテナを張っておくといいでしょう。 そして、気になるモデルがあったら、とりあえず試打してみるという気持ちを持っていると、購入してよかったと思えるクラブとの出会いのチャンスが増えることは間違いないです。
新しいクラブの「新車効果」も侮れない
「自分はうまくないからクラブ性能の違いなんて分からない」といってしまっては身もフタもありません。上級者がこだわる操作性や球の強さなどは分からなくても、芯に当たったときの飛距離や弾道の高さ、ミスの許容性などは、何となくでも試打で感じられるはずです。
「うまくなってからクラブを買い替えればいい」という人もいますが、うまくいかないから少しでもクラブで改善したいと考えるほうがゴルファー心理として自然ではないでしょうか。 いま使っているクラブも、何らかの理由で気に入ったから購入したはず。それでも、コースでミスショットは出るものです。使い続けているうちに人間も歳を取りますし、クラブにはミスショットの記憶が蓄積されていくのです。 使用中のクラブでうまくショットできず「何かないかな?」と感じ始めたら、新しいクラブの購入を考え、情報収集や試打を始めるタイミングです。ただし、最新モデルがベストと考えるのではなく、中古クラブやマークダウンされた前モデルも視野に入れておくと、想像以上にお得な買い物ができます。 新しいクラブはスコアアップが期待されることはもちろん、ミスの記憶がまったくない「新車効果」も含め、リフレッシュがしやすくなります。