ロンパースを卒業して“かぶるタイプ”の肌着&ウエアの着替えさせ方 3つのポイント【保健師監修】
【ポイント1】かぶせる時間を最短にするためにウエアはドーナツ状に
ウエアをかぶせるときに目の前が暗くなることが、苦手な子も多いです。そのため、服をたぐり、首の部分を中心にドーナツ状にしてからかぶせることで、暗くなる時間を一瞬にしてあげて対策をしましょう。 「お着替え=楽しいこと」という印象づけのためにも、一瞬暗くなるときに「いないいないばあ」の遊びを取り入れたりして、着替えさせるのもおすすめです。スムーズに着替えができるように、楽しい雰囲気を演出しましょう。
【ポイント2】腕を通すときは腕を曲げて、胸の前で「W」の形に
ママ・パパが着替えのときに、もたつくことが多いのが“腕通し”です。とくに長袖のトップスを着せるときに苦労するママ・パパが多いようです。 腕を袖に通しやすくするためには、ひじを曲げて胸の前で「W」の形になるように腕を曲げます。しっかりわきをしめておくことで、袖に腕が通りやすくなります。 しっかりわきをしめた状態から袖に腕を通して、袖をたぐるように通していきます。袖が通りにくい場合は、袖をたぐり、迎え袖にすると通しやすいです。片腕ずつ通す方法が簡単です。
【ポイント3】かぶるタイプの肌着は足側から着せると、ねんねのときはラク
かぶせるタイプの肌着は、首すわりがしっかりしてからがベストですが、ねんねのままでも首に負担をかけずに、簡単に着替えさせることができます。その方法が、足側から着せる方法。 肌着の肩にスナップがついている場合ははずし、首の部分から足を入れて持ち上げていきます。赤ちゃん用の肌着はよく伸びる素材のことが多いので、おむつがあるヒップからウエスト部分も、ラクラク通すことができます。持ち上げていくときに、その流れで腕を入れられるので、“腕通し”のストレスもありません。 また、股部分のスナップをつけたままにしておけば、ズボンをはかせる要領で着せられ、暴れる足を押さえながらスナップをつける手間も省けます。ベストな方法を見つけてみてください。 監修/中村真奈美先生 写真/アベユキヘ スタイリング/梶本美代子 Tシャツは参考商品 取材・文/ひよこクラブ編集部 かぶせるタイプの肌着・ウエアの着替えさせ方のポイントは、参考になりましたか? 中村先生は「どんな肌着やウエアでも、ママ・パパが着替えさせやすいことが重要。着替えの時間が赤ちゃんにとっても、ママ・パパにとっても、楽しい時間になるように、肌着・ウエアのタイプを選んであげてください」と話しています。 参考/『中期のひよこクラブ』2024年秋号「4・5・6・7カ月ベビー 秋~冬の”着せ方”これってOK? NG?」 ●記事の内容は2024年9月の情報で、現在と異なる場合があります。 監修者 中村真奈美 先生 PROFILE:せるか助産院 院長(保健師・助産師・看護師) 病院勤務を経て、地域やクリニックで新生児訪問、乳児健診、母乳・沐浴訪問に携わる。2024年7 月、母乳外来、ベビーマッサージ講座などを中心とした助産院を開業。
たまひよ ONLINE編集部