ストロングロフトアイアンを4人の有識者が徹底討論! “打たず嫌い”は古い!?
アイアンは飛ばすものじゃない。上級者であればあるほど、その考えが強い。もちろんその考えは正解であり、スコアメイクをするうえで、いかに狙った距離を正しく打てるかがアイアンのキモだ。しかしながら、メーカーのラインナップも「ストロングロフト」が急速に増え続け、店頭でも売れ筋は常にストロングロフトが占めている。というわけで、「月刊ゴルフダイジェスト」の2024年7月号では、その現状と「ストロングロフトアイアン」の魅力を徹底的に深掘り。「みんゴル」では有識者4名の「ストロングロフト評」を紹介する。
有識者たちが「ストロングロフトアイアン」を熱く語る!
有識者4人が最新のストロングロフトアイアンの進化を徹底討論。意外と肯定派が多かった? ■ゴルフライター 高梨祥明 力感8割で打てるそれが最大の強み 元ゴルフ雑誌副編集長の経験を生かし、メーカーや開発者の取材を独自の視点で行う。クラブをこよなく愛する“クラバー” ■クラブフィッター 小倉勇人 打たず嫌いって人の気持ちもわかるんだけどね…… ゴルフ雑誌の編集者を経て、現在は「ゴルフフィールズユニオン」の店長として、ゴルファーに適切なクラブを提供する ■クラブアナリスト マーク金井 “飛距離コンテスト”を否定したいんだけど…… ゴルフスタジオ「アナライズ」を主宰。アマチュアのスコアアップに役立つ練習器具やクラブを設計・製作・販売している ■クラブデザイナー 松吉宗之 ストロングロフトは“進化の恩恵”を最も体感できる クラブメーカーから独立して「ジューシー」を立ち上げた。クラブ設計者の視点で、最新ギアに関する分析にも長けている
●何を求めるかが重要「ストロングロフトアイアンは4タイプに分かれます」(松吉)
①ちょいアスリートモデル ②高弾道モデル ③ミスにメチャ強いモデル ④ぶっ飛びモデル 細分化されてきたストロングロフトアイアン。それぞれのモデルを分析してカテゴリー分けを行った。2024年7月号「月刊ゴルフダイジェスト」をチェック!
「8割で打つ感覚を知って肯定派になりました」(高梨)
求めていることはスコア? 飛距離? 高梨 ボクはもともと、マッスルバックのアイアンを使っていました。でも、あることを感じてから、ストロングロフトのアイアンについても肯定派になったんです。 小倉 あることって、なんですか? もしや加齢?(笑) 高梨 いやいや。7Iでイメージする距離をロフトが立った7Iで打ってみたら、ショットの確率が上がったんです。「今まで振り過ぎてたんだ」って気が付きました。そのアイアンで今までのように振れば半番手以上は飛びますが、それをしないことによって、力がうまく抜けて8割の感覚で振れるようになり、アイアンショットが整ってきたんです。ロフトが何度だろうと、ショットの正確性が上がるんだったらそれでいいじゃん、というのが今の感覚です。