歌舞伎町の恐ろしすぎる「大麻事情」に衝撃!…夏休みの学生が「馬鹿騒ぎするため」に購入するケースも
4月13日、日本大学の男子学生がビルから転落して亡くなった事件があった。死亡した男子大学生の体内からは、大麻成分が検出され、違法薬物を摂取した可能性もあるとみて警視庁は入手経路を調べている。 【閲覧注意】仰向けで痙攣し…トー横キッズ「戦慄のオーバードーズ」摂取現場写真 他にも、 ’23年12月に廃部が決定した日本大学のアメリカンフットボール部「日本大学フェニックス」の部員が集団で大麻を利用していた事件など、若者の違法薬物利用のニュースを目にする機会が増えているのではないだろうか。 厚生労働省のHPにある「薬物乱用防止に関する情報」によると、大麻事犯の検挙人員は’14年から8年連続で増加しており、’21年にはそのうち30歳未満の割合が68.0%になるというすさまじい数値となっている。 なぜここまで若者の大麻利用が増えたのか。それはSNSを活用することで薬物を簡単に手に入れることができるようになったからだろう。 実際に、新宿歌舞伎町で大麻を販売している人物に話を聞くことができた。男性が言うには、歌舞伎町では簡単に大麻を購入できるため、学生が購入してもおかしくはないという。 「歌舞伎町にいるキャッチの多くが売ってます。僕の場合は仕入れがパケ(大麻を入れている袋)でグラム5000円前後です。これで数回吸えるって感じですかね。だいたい手間賃で1000円、2000円を上乗せして販売します。 私の本業はキャバクラや風俗店への案内なので、大麻で稼ごうとは思っていません。大麻を売ってあげる代わりにキャバクラや風俗店に自分の案内で行ってもらうことで稼いでます」 歌舞伎町で大麻を専門に販売しているのは飲み屋街の通りで立っている外国人のキャッチの一部で、彼らに頼めば大量の大麻を一度に購入できることもあるのだとか。前出の男性にどのくらいの頻度で売れるのかを聞くとこんな答えが返ってきた。 「毎日1人買いに来るくらいのペースですかね。買いに来る人は、ほとんどはサラリーマンっぽく見える普通の人です。ただ、噂だと最近は夏休みに入った学生が仲間内で馬鹿騒ぎするために結構な量を買ってるみたいですね」 学生が大量に大麻を購入していることが影響してか、現在歌舞伎町では大麻が不足しているそうで、値段が高騰しているという。なかには、食用のハーブなどをまぜてかさ増しするケースもあるのだとか。 大麻の販売はもちろん犯罪。逮捕されることを恐れていないのかと聞くと、男性は悪びれもせず「逮捕は気にしていない」と答え、こう続ける。 「大麻の所持で逮捕された人は知り合いに結構います。歌舞伎町では職質で見つかって捕まるケースが多いですね。でも1グラムぐらいの量での逮捕だと、すぐに出所です。売人とかになると罪は重くなるみたいですが、そういう人たちは気を配っているので、なかなか逮捕されないみたいです」 報道がないだけで、大麻所持での逮捕は日常的にあるようだ。この男性の知り合いも何名か逮捕されていると語る。それでも一度中毒になってしまうと、大麻を求めて売人の元へ足しげく通ってしまうのだという。 さらに取材を続けると、大麻を利用したことがあるという20代の男性に話を聞くことができた。 「クラブで遊んでいたら知り合いから渡されたんです。最初は普通の煙草かと思っていたので、特に気にせずに吸いました。吸った後に大麻と知らされたんですが、時間がたつにつれて、音楽の聞こえ方が変わってきたんです。 まるで、肌で音の波を体験できているみたいでした。それに時の流れが遅くなるような気がしましたね。音響のいい映画館で、二度寝をする直前の状態でオーケストラを聞いているような感じです」 知らないうちに吸わされるという恐ろしいケースもあるようだ。他にも、友人から勧められたことをきっかけにハマってしまう人も多いのだという。国によっては合法な場合もあるため、他の薬物よりも抵抗感が薄いことも若者の間で流行している理由のひとつなのかもしれない。 ただ、日本では大麻の乱用は違法だ。利用して逮捕される以外にも、利用や購入がきっかけでトラブルに巻き込まれてしまうケースもある。勧められたときにはきっぱりと断ることが大切だ。
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