みずほFG、「テックタッチ」導入でSaaSの課題を解消--入力サポートでマニュアルレス
みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は、人事システムと学習管理システム(LMS)に、テックタッチのデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を適用した。1月9日にテックタッチが発表した。 今回の導入で、システム操作での迷いの軽減によるシステム利用時間の短縮や、誤入力防止が期待できる。また操作に関する問い合わせや、それに伴う差し戻し回数も削減していく。 テックタッチは、ノーコードでシステムのユーザー体験を改善できるソリューション。社内で利用しているさまざまなシステムの誤入力・誤操作を減らし、利便性を向上させる。これによりDX実現の妨げとなっていた要因を解決し、生産性向上・業務効率化を実現する。 みずほFGは、テックタッチの選定理由として、デジタルガイドをノーコードで実装でき、画面インターフェースのカスタマイズによりシステムの使い勝手が向上することを挙げた。また大手企業での導入実績や豊富な機能、充実したサポート体制も評価する。さらに、緊急の案内が必要な際や利用を避けてほしい時間帯が発生すると、システムの画面上にメッセージを表示して社員への周知を手軽に図れるのも魅力だという。 同グループでは、人事の基幹システムにSaaSを導入したが、日本の業務文化になじまない部分もあり、利便性の観点で多くの制約が生じていたという。そこで、SaaS課題の隙間を埋めるサービスとしてテックタッチを導入した。具体的には、社員がつまずきそうな部分にコメントを追記し、入力をサポートするガイドを画面上に表示するなどの工夫を重ねた。これにより、マニュアルを参照せずとも正確に申請できるケースが増えたという。