勤続30年功労者表彰 奄美市スポーツ推進委員3人 鹿児島県
第65回全国スポーツ推進委員研究協議会宮崎大会で14日、スポーツ推進委員功労者に対する表彰式があり、勤続30年表彰を受けた鹿児島県奄美市スポーツ推進委員の久松洋道さん(79)、 徳山ひとみさん(68)、森田広光さん(67)の3人と岡山嗣夫会長が27日、奄美市役所に安田壮平市長を表敬訪問した。 スポーツ推進委員は各市町村におけるスポーツ推進のため、教育委員会規則の定めにより事業の実施にかかわる連絡や調整、住民に対するスポーツ実技の指導や他のスポーツに関する指導及び助言を行う特別職の非常勤職員。表彰を受けた3人は市民体育祭や成人祝賀駅伝などの体育行事に携わり、豊富な知識と経験を生かしながら健全な体育・スポーツの振興に日々取り組んでいる。 同市のスポーツ推進委員は現在37人おり、内訳は名瀬地区20人、住用地区7人、笠利地区10人。 表敬を受けた安田市長は「長年にわたりご尽力をいただき、感謝を申し上げる。皆様のおかげでスポーツによる地域活性化や人材、青少年育成など盛り上がってきている」などと語った。 受賞を受けて久松さんは「当時は体育指導員として私を含めて5人が入り、そのうち2人が旅立ち、今回の受賞ができなかったことが心残り。現在はグラウンドゴルフの会長や金久地区体育協会の副会長もしている。今後も地域を盛り上げたい」、森田さんは「上方地区からの推薦もあり、37歳で入り、子育てもあって忙しい中での推進委員活動。あっという間のような30年だった。授賞式には目上の方が多くおり、各地域でそれぞれの競技の後継者の育成などにも力を入れていきたいと感じた」、徳山さんは「長いようで短いような30年間。老若男女問わず多くの人と出会い、多くのことを経験させていただき、今まで頑張ってきたことがよかった。地域のために引き続き取り組みたい」と語った。 今回の表彰は全国で278人が対象。うち鹿児島県内は9人が受賞した。